特許
J-GLOBAL ID:200903015012244137

逐次暗号方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 和秀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-131750
公開番号(公開出願番号):特開平6-342257
出願日: 1993年06月02日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】【目的】 ハードウェア規模またはプログラム規模が小さい線形フィードバックレジスタ(LFSR)を用いた擬似乱数生成器を用い、フレームの脱落およびビット誤りに対応した安全な逐次暗号方式を提供する。【構成】 暗号部100 で、フレーム先頭で初期値K0〜K3を各LFSRに設定し、生成した擬似乱数データPN i と平文データP i との排他的論理和を計算し暗号文データC i を送出する。暗号文データC i をLFSRの格納値に排他的論理和で加算しLFSRに再度格納する。復号部101 で、フレーム先頭で暗号部100 と共有している秘密の初期値K0〜K3を各LFSRに設定し、受信した暗号文データC' i との排他的論理和を求めてLFSRに再度格納する。暗号部100 側と同じ擬似乱数データPN iを生成する。受信した暗号文データC' i と擬似乱数データPN i との排他的論理和を計算して復号文データP' i を得る。
請求項(抜粋):
内部状態をもちその内部状態によって決定される擬似乱数列を生成するとともに内部状態を更新する第1の擬似乱数生成器と、前記第1の擬似乱数生成器の内部状態の初期値を格納する第1の初期値格納部と、平文データと前記第1の擬似乱数生成器から出力される擬似乱数データとの和を暗号文データとして計算し送出する暗号文データ算出部とから構成された暗号部と、内部状態をもちその内部状態によって決定される擬似乱数列を生成するとともに内部状態を更新する第2の擬似乱数生成器と、前記第2の擬似乱数生成器の内部状態の初期値を格納する第2の初期値格納部と、受信した暗号文データと前記第2の擬似乱数生成器から出力される擬似乱数データとの差を復号文データとして計算し出力する復号文データ算出部とから構成された復号部とを備え、前記第1および第2の初期値格納部は互いに同一の初期値を格納し、前記第1および第2の擬似乱数生成器はそれぞれ各フレームの先頭で各々前記第1および第2の初期値格納部の格納値を内部状態に設定するとともに決められたビット位置から始まる決められたビット数の前記暗号文データを前記内部状態に融合するように構成されていることを特徴とする逐次暗号方式。

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