特許
J-GLOBAL ID:200903015055227090

自動採譜装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-220360
公開番号(公開出願番号):特開平6-067654
出願日: 1992年08月19日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 計算機による打楽器の打撃時刻の抽出及びその種類の識別を自動的に行い、なおかつ、実時間的処理を実現することのできる自動採譜装置を提供することを目的としている。【構成】 デジタル音楽信号の直流成分を除去する信号をARモデルによってモデリングし、RLSアルゴリズムによるARモデル係数を逐次的に推定する。また、上記のARモデル係数列を入力とし打楽器信号の時間-周波数スペクトルを計算し、この時間-周波数スペクトルに対する最大パワーを持つピッチの時刻を検出する。さらに、上記の最大パワーを持つピッチの時刻におけるARモデル係数を取り込み、ニュートン法によるARモデルの極を計算し、その極によって算出したピッチの周波数、帯域幅及びパワーに基づいて打楽器の候補を抽出する。最後に、上記の打楽器候補と打楽器の標準パターンとの照合によって打楽器の種類の識別を行なう。
請求項(抜粋):
音楽信号に対し、その打楽器を自動的に識別する自動採譜装置において、デジタル音楽信号の直流成分を除去する前処理部と、上記の微分フィルタの出力をARモデルによってモデリングしRLSアルゴリズムによるARモデル係数を逐次的に推定するARモデル係数列推定部と、上記のARモデル係数列を入力とし打楽器信号の3次元スペクトルを計算する時間-周波数スペクトル計算部と、上記の時間-周波数スペクトルに対する最大パワーを持つピッチの時刻を抽出する検出部と、上記の最大パワーを持つピッチの時刻におけるARモデル係数を取り込み、ARモデルの極を計算し、その極によって算出したピッチの周波数、帯域幅及びパワーに基づいて打楽器かどうか判別する打楽器候補抽出部と、上記の打楽器候補と打楽器の標準パターンとの照合によって打楽器の種類を識別する打楽器種類判定部と、上記の打楽器の標準パターンを決定するため、既知の打楽器に対しその特性を分析し最も一般性をもつ特徴を抽出する標準パターン決定部と、上記の打楽器の標準パターンを蓄積する標準パターン格納部とを備えていることを特徴とする自動採譜装置。
IPC (2件):
G10G 3/04 ,  G10H 1/00

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