特許
J-GLOBAL ID:200903015087485121

ディジタル移動無線システムにおける送信電力調整方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三俣 弘文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-163068
公開番号(公開出願番号):特開平7-336292
出願日: 1995年06月07日
公開日(公表日): 1995年12月22日
要約:
【要約】【目的】 セルラ無線システムにおける、同一の通信路を使用している移動局或いは基地局のような送信装置によって送信される信号の電力を調整するための方法及び装置を提供する。【構成】 複数の送信装置間の同時性及び連携の必要性を緩和する反復処理が供される。信号の電力が、搬送波電力対共通通信路干渉電力の比率を少なくともサービス品質の考察から得られる或る前以て定められた目標値と同程度の大きさに維持するために必要な最小電力として定義される最適送信電力に幾何級数的なペースで収斂される。同時性及び連携の必要性が緩和される結果、高価なクロック装置或いはタイミング装置を必要とせず、従って送信電力制御のコストが削減される。
請求項(抜粋):
ディジタル移動無線システム(1)において、対応する受信局との間で通信を行なっている送信装置によって送信される信号の電力を調整する方法であって、本方法が次の各ステップ、即ち、(a)前記送信装置と前記対応する受信局との間の信号経路利得を計算するステップ(210,320)と、(b)前記対応する受信局での共通通信路干渉電力レベルを測定するステップ(220,335)と、(c)前記信号経路利得の逆数、前記共通通信路干渉電力レベル、及び、受信搬送波電力と共通通信路干渉電力との比の最小目標値に対応する前以て定められた値の積を計算するステップ(230,340,346)と、(d)前記送信装置によって送信される信号の電力を前記積の値に従って調整するステップ(240,355乃至375)と、(e)前記信号電力を調整するステップ(210乃至240,305乃至375)のサイクルの連続的な各実行同士の間の時間間隔を変えて、前記(a)、(b)、(c)及び(d)の各ステップを反復して実行するステップ、とを包含することを特徴とする方法。

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