特許
J-GLOBAL ID:200903015106402712

レーダ信号処理器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-057678
公開番号(公開出願番号):特開平11-258342
出願日: 1998年03月10日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 目標物の形状を画像化することができる逆合成開口レーダにおいて、従来のレーダ信号処理器では、距離追尾処理器9で目標物の速度を推定する際、目標物の反射点が散乱することにより、反射電力の最大点が急激に変化するため、最小二乗法、カルマンフィルター等の平滑化処理では速度を正確に推定できず、画像データを得ることができないという課題があった。【解決手段】 目標物の速度データを推定する際、目標物の距離情報から距離が安定して変化する区間を切出すと共に、それぞれの区間における距離/時間の傾きを算出する傾き算出器と、振幅値を重みとして上記傾き算出器で得られた複数の傾きを重み付け平均し、速度データを算出する傾き平均算出器を取り付けたものである。
請求項(抜粋):
目標物の運動によって生じるドップラ周波数を利用して、その目標物の形状を画像化する逆合成開口レーダにおいて、送信機で周波数変調を施した送信信号(チャープ信号)を用いて、受信機から出力されるビデオ信号をパルス圧縮処理するレンジ圧縮器と、レンジ方向の速度(ラジアル速度)を推定するために目標物の反射電力の最大点をパルスヒット毎に検出すると共に、その最大点の距離を算出する振幅最大値検出器と、上記距離情報から距離が安定して変化する区間を切出すと共に、それぞれの区間における距離/時間の傾きを算出する傾き算出器と、振幅値を重みとして上記傾き算出器で得られた複数の傾きを重み付け平均し、速度データを算出する傾き平均算出器と、目標物の運動に伴う距離変化を除去するためのレンジマイグレーション補正量を上記傾き算出器で推定された速度データから各パルス毎に算出すると共に、距離変化を各パルス毎に補正するレンジマイグレーション補正処理器と、レンジマイグレーション補正処理後の信号から振幅最大値検出器で検出した反射電力の最大点の信号を切り出すと共に、時間をずらしながらフーリエ変換することによってドップラヒストリーを推定し、目標の速度データを算出するドップラ追尾処理器と、目標物の運動により生じるドップラ周波数のオフセット成分及び一次成分を除去するために、上記ドップラ追尾処理器から出力される速度データから位相補償量を算出し、レンジマイグレーション補正後のビデオ信号を補償するドップラ補償処理器と、ドップラ補償処理後のビデオ信号を時間方向に周波数分析することによって目標をクロスレンジ方向に圧縮するクロスレンジ圧縮器を備えたことを特徴とするレーダ信号処理器。
IPC (4件):
G01S 13/90 ,  G01S 7/32 ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/50
FI (4件):
G01S 13/90 ,  G01S 7/32 F ,  G01S 13/28 A ,  G01S 13/50 B
引用特許:
出願人引用 (7件)
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