特許
J-GLOBAL ID:200903015134390355

車両用乗員保護システムの故障検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-170807
公開番号(公開出願番号):特開平6-008791
出願日: 1992年06月29日
公開日(公表日): 1994年01月18日
要約:
【要約】【目的】電源投入直後に生ずる電気現象をリセット出力に加えて活用し、電源投入直後に限定して、エアバッグシステムの回路故障を正しく検出する。【構成】イグニッションスイッチIGの閉成により定電圧回路120がリセットパルスを発生するとともにバックアップコンデンサ31がコンデンサ電圧を発生する。すると、マイクロコンピュータ130が、同リセットパルス及び所定値以下のコンデンサ電圧に基づき、テスト信号を、アナログ切り替えスイッチ63に基準電圧発生器64からの基準電圧を出力させるように付与し、アナログ切り替えスイッチ63〜駆動トランジスタ80を含む回路系統の故障の有無を検出する。また、イグニッションスイッチIGの閉成直後の経過後はコンデンサ電圧が前記所定値より高いため、ノイズによるリセットパルス相当のパルスの入力とはかかわりなく、マイクロコンピュータ130がテスト信号の出力を禁止する。
請求項(抜粋):
車両の加速度を検出する第1加速度検出手段と、車両が所定の低加速度以上にあるときこれを検出する第2加速度検出手段と、前記第1加速度検出手段の検出加速度を付与されて車両の衝突と判定したとき判定信号を出力する判定手段と、前記第2加速度検出手段の検出状態にて前記判定信号に応答し電源投入操作手段を介するバッテリからの起動電流に応じ乗員を保護するように作動する作動手段とを備えた乗員保護システムにおいて、故障検出時に前記判定手段から前記判定信号を出力させるに必要な疑似信号を発生する疑似信号発生手段と、前記第1加速度検出手段の検出加速度又は前記疑似信号を選択し前記判定手段に付与する選択手段と、前記電源投入操作手段の投入操作に応答してリセット信号を発生するリセット信号発生手段と、前記電源投入操作手段の投入操作に応答して同操作に関連する状態を表す操作状態関連信号を発生する操作状態関連信号発生手段と、前記リセット信号及び操作状態関連信号の双方に基づきテスト信号を前記選択手段に、前記疑似信号を選択させるように、出力し、このテスト信号の出力を前記操作状態関連信号の発生停止後禁止するテスト信号出力手段と、前記選択手段への前記テスト信号の出力に基づき同選択手段、前記判定手段及び前記作動手段の回路故障の有無を検出する故障検出手段とを設けるようにしたことを特徴とする車両用乗員保護システムの故障検出装置。

前のページに戻る