特許
J-GLOBAL ID:200903015134466068

可変レート符号化方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-048402
公開番号(公開出願番号):特開平9-219649
出願日: 1996年02月13日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】伝搬路状態の変化に対応して伝送レートを変化させる適応変調方式による通信システムに適用でき、かつ、通話品質が伝送レートの変化に起因する影響を受けにくくした可変レート符号化方式を提供する。【解決手段】送信側では、入力信号を一定の符号化レートで音声符号化した後、可変レート通信路符号化器22で伝送レートに対応した符号化率で誤り訂正の冗長ビットを付加し適応送信フォーマット器23に入力する。適応送信フォーマット器23は、過去数フレームの送信情報を蓄積し、伝搬路状態が悪いときは現フレームの冗長ビットを保持して情報ビットのみ送出し、伝搬路状態の良好なときは現フレームの冗長ビットに伝搬路状態の悪い直前フレームの冗長ビットを付加して送出する。受信側では冗長ビットを元のフレームに戻して復号する。
請求項(抜粋):
受信信号レベルを監視してフレーム単位に伝搬路の状態が良好か劣悪かその中間かを判定しそれぞれに対応した伝送レートを示す伝送レート制御信号を出力する伝搬路状態判定手段と、該伝送レート制御信号に応じて伝送レートを複数段階に変化させて変復調を行う適応変調手段と適応復調手段とが設けられた適応変調方式の通信システムに適用するための可変レート符号化方式であって、送信側は、入力音声信号を一定の符号化レートで符号化した情報ビットを出力する音声符号化器と、前記伝送レートに対応した符号化率で前記情報ビットに誤り訂正用の冗長ビットを付加する通信路符号化を行って全通信路符号化情報を出力する可変レート通信路符号化器と、前記伝送レート制御信号による現フレームの伝送レートで前記全通信路符号化情報を所定のフォーマットを行って前記適応変調手段に対して送出するとともに過去複数フレームの送信情報を蓄積し前記可変レート通信路符号化器に対して前記符号化率を指定する適応送信フォーマット器とを備え、過去数フレームにわたって伝搬路の状態が良好で伝送レートが高いとき、現フレームの情報ビットに最も多く冗長ビットを付加して前記適応変調手段に対して送出し、現フレームの伝搬路の状態が良好でかつ過去数フレームの伝搬路の状態が劣悪のとき、現フレームの情報ビットに付加する冗長ビット数を少なくして通信路符号化し過去のフレームの冗長ビットを付加するフォーマットを行って前記適応変調手段に対して送出し、現フレームの伝搬路の状態が劣悪で伝送レートが低いとき、最も少ない冗長ビットで通信路符号化し、かつ情報ビットのみのフォーマットを行って前記適応変調手段に対して送出するように構成され、受信側は、適応変調手段から受けた受信情報信号の冗長ビットを元のフレーム位置に戻した後、前記送信側と同じレートでフレーム毎に通信路復号し、音声復号器によって再生音声を得るように構成されたことを特徴とする可変レート符号化方式。
IPC (2件):
H03M 7/30 ,  G10L 9/18
FI (2件):
H03M 7/30 Z ,  G10L 9/18 C

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