特許
J-GLOBAL ID:200903015140484310

帯域分割型雑音低減方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-060390
公開番号(公開出願番号):特開平10-254499
出願日: 1997年03月14日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 少ない分割数かつS/Nがよくない状態での品質劣化を防止する。【解決手段】 入力信号を帯域分割し、各帯域ごとの信号Xk (n) についてパワーPX,k (n) を求め(24)、これを基に雑音平均パワーPavN,k (n) を推定し(51)、PX,k (n) ,PavN,k (n) によりSNRk (n) を推定し(27)、SNRk (n) によりゲインファクターG(SNRk (n) )を求め(30)、SNRk (n) によりS/Nの比率と帯域分割数Mに応じた加算率αを、S/Nが悪い程大、Mが小さいと大となるように決定し、Xk (n) にG(SNRk (n) )を掛けて、雑音低減した信号Yk (n) ′を得(28)、白色雑音を発生し、帯域分割し、その各帯域に対応したPavN,k (n) を乗算して疑似背景雑音Nk (n) ′を生成し、αNk (n) ′+(1-α)Yk (n) ′を時間領域に変換して出力する。
請求項(抜粋):
目的となる音声信号と不要な雑音信号の混在する入力信号から雑音信号を除去した信号を出力する雑音低減処理方法において、前記入力信号を複数の帯域に分割する周波数帯域分割過程と、前記各帯域に分割された入力信号に対して各帯域毎の入力信号パワーを計算する入力信号パワー計算過程と、前記各帯域に分割された入力信号を用いて前記各周波数帯域中の雑音パワーの推定を行う雑音パワー推定過程と、前記各帯域毎の入力信号パワーと前記各帯域毎の雑音パワーを用いて、前記各帯域信号中における各帯域毎の目的音声信号に対する雑音の比率を推定するS/N比推定過程と、前記目的音声信号対雑音比率に基づいて前記各帯域毎のゲインファクターを決定するゲインファクター計算過程と、前記各帯域毎に決定された前記ゲインファクターを用いて雑音低減された信号を得るゲインファクター挿入過程と、前記帯域毎に推定された雑音パワーと同じパワーを有する各帯域毎の疑似背景雑音を生成する疑似背景雑音生成過程と、前記推定された各帯域毎の前記目的音声信号対雑音比率の時間平均値に基づいて、前記帯域毎の前記雑音低減された信号と前記生成された疑似背景雑音信号との加算割合を決定する過程と、前記決定された前記加算割合に基づいて、対応する帯域における前記帯域毎の前記雑音低減された信号と前記生成された疑似背景雑音信号を加算し、帯域出力信号を出力する過程と、前記帯域出力信号を時間領域に変換し全帯域信号に合成する過程とを有する事を特徴とする帯域分割型雑音低減方法。
IPC (3件):
G10L 9/00 ,  G10L 7/04 ,  H04B 1/10
FI (3件):
G10L 9/00 F ,  G10L 7/04 A ,  H04B 1/10 H

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