特許
J-GLOBAL ID:200903015201448975

耳率および成形性に優れた成形加工用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-187580
公開番号(公開出願番号):特開平6-002091
出願日: 1992年06月22日
公開日(公表日): 1994年01月11日
要約:
【要約】【目的】 深絞り成形を行いその後焼付け塗装する缶胴材等の用途に最も好適な耳率が低く成形性に優れ、強度も高いアルミニウム合金圧延板を提供する。【構成】 Mg:0.5〜2.0%Mn:0.5〜1.8%Fe:0.1〜0.7%Ti:0.005〜0.2%を単独であるいはB:0.0001〜0.05%とともに含み、Si:0.05〜0.5%Cu:0.05〜0.5%Cr:0.05〜0.3%Zn:0.1〜0.5%のうちの1種以上を含むアルミニウム合金を600〜620°Cで6時間以上の均熱を施して、530〜570°Cで2時間以上の加熱を行った後、熱間圧延を開始し30分以内に終了し終了温度は230〜300°Cとし、その後必要に応じ所定の板厚まで冷間圧延を行い、加熱・冷却速度が1°C/s以上で到達温度400〜600°Cでこの温度範囲で晒される時間を10分以内とする中間焼鈍を行い、40%以上の圧延率の冷間圧延を施す。
請求項(抜粋):
重量%で(以下、同じ)、Mg:0.5〜2.0%、Mn:0.5〜1.8%、Fe:0.1〜0.7%、組織微細化・安定化のためTi:0.005〜0.2%を単独であるいはB:0.0001〜0.05%とともに含み、更にSi:0.05〜0.5%、Cu:0.05〜0.5%、Cr:0.05〜0.3%、Zn:0.1〜0.5%のうちの1種または2種以上を含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金を、常法により鋳造し、600〜620°Cの温度で6時間以上の均熱を施して、その後熱間圧延前に530〜570°Cの温度範囲で2時間以上の加熱を行った後、熱間圧延を開始し、熱間圧延は30分以内に終了して、終了温度は230〜300°Cとし、その後必要に応じ所定の板厚まで冷間圧延を行い、次いで加熱・冷却速度が1°C/s以上で到達温度400〜600°Cおよびこの温度範囲で晒される時間を10分以内とする中間焼鈍を行い、その後40%以上の圧延率の冷間圧延を施すことを特徴とする強度、耳率および成形性に優れた成形用アルミニウム合金板の製造方法。
IPC (3件):
C22F 1/047 ,  C22C 21/06 ,  C22F 1/04

前のページに戻る