特許
J-GLOBAL ID:200903015254302557

インパクト式ねじ締め方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八田 幹雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-332219
公開番号(公開出願番号):特開平10-071576
出願日: 1996年12月12日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 締結の進行に伴って被締結体のみかけの剛性、摩擦係数が変化する場合であっても、締付け軸力を従来技術以上に高精度で測定する。【解決手段】 予めねじ部の回転角度と締結力との間の比例定数(KAF)と、ねじ部の材質及び形状から残留ねじれエネルギ定数(KT )並びに締付け弾性エネルギ定数(KE )とを求め、前記ねじ部にインパクトを複数回加えたときの、ねじ部の回転角度の変化量(△θ)と、発生する最大トルクの変化量(△T)とを測定して下記の式に代入し、各インパクト毎のエネルギから締結力(F)を演算し、当該締付力によりねじ締めするようにしたインパクト式ねじ締め方法と装置。また上記最大トルクの代わりに、トルク検出器30の出力波形のうちの、インパクトの立上がり時から一定時間経過後の出力値を用いるとよい。
請求項(抜粋):
ねじ部に駆動源(M)を用いてインパクトエネルギを加えることにより当該ねじ部を被締結体(W)に締結するようにしたインパクト式ねじ締め方法において、予め、ねじ部の回転角度と締結力との間の比例定数(KAF)と、ねじ部の材質及び形状から残留捩じれエネルギ定数(KT )並びに締付け弾性エネルギ定数(KE )を求めておき、前記ねじ部にねじ締め用のインパクトエネルギを複数回加えたときの、当該ねじ部の回転角度の変化量(△θ)と、発生するトルク出力波形のうちの所定の検出管理トルクの変化量(△T)とを測定し、前記各定数及び測定値を下記の式(1)に代入することにより演算した締結力(F)によりねじ締めするようにしたことを特徴とするインパクト式ねじ締め方法。【数1】当該式(1)において、F:締結力、A:インパクトエネルギ、△T:1回のインパクトにより発生するトルク出力波形のうちの所定の検出管理トルクの変化量、△θ:1回のインパクトによるねじ部の回転角度、KAF:ねじ部の回転角度と締結力との間の比例定数、KT :残留捩じれエネルギ定数、KE :締付け弾性エネルギ定数、ここにおいて、KT =LB /πGRc4 ......(2)式(2)において、LB :被締結体の厚さ、G:横弾性係数、Rc:ボルト首下部の有効半径、 KE =(LB /2EA SA )+(LB /2EB SB )......(3)式(3)において、EA :ボルトの縦弾性係数SA :ボルト首下部の有効断面積EB :被締結体の縦弾性係数SB :被締結体の弾性変形部を中空円筒と見なしたときの軸垂直断面積
IPC (4件):
B25B 21/02 ,  B25B 23/14 610 ,  B25B 23/14 ,  B25B 23/14 620
FI (5件):
B25B 21/02 M ,  B25B 23/14 610 B ,  B25B 23/14 610 E ,  B25B 23/14 610 K ,  B25B 23/14 620 C

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