特許
J-GLOBAL ID:200903015285032280

複合材ゴルフ用クラブヘッド製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-003982
公開番号(公開出願番号):特開平7-213655
出願日: 1994年01月19日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】【目的】 製造時間の短縮、低コストおよび強度の向上を図ったクラブヘッドの製造法を提供する。【構成】 シェルにクラブフェース(21)、ヘッド本体(22)、ソール部(28)を形成し、その中空部(24)と連通する開口を上端部に設け、かつ、中空部(24)の内周壁にライニングを張り、内部に亜硝酸ソーダ、塩化アンモニウム等の混合物を入れた膨張気袋(40)を中空部(24)に収納してから、開口に被覆クラウン(50)を封着したものを、加熱し、混合物に化学反応を起こして膨張させ、その膨張圧によりライニング(30)および被覆クラウン(50)をシェル内周壁の圧着させ、又、被覆クラウン(50)の熱硬化によりシェル(20)に密着させる。
請求項(抜粋):
クラブフェース(21)、ヘッド本体(22)およびソール部(23)からなる複合材ゴルフ用クラブヘッドの製造法であって、適宜な金属材質にてなるシェル(20)の上端部にその中空内部(24)と連通する適当な大きさの開口を設け、ヘッド本体(22)の側端縁上部に、シェル(20)の中空内部(24)と連通する通孔(25)を設け、シェル(20)の内周壁に、カーボン繊維強化複合材料のライニング(30)を張り合わせ、亜硝酸ソーダ(NaNO2)、塩化アンモニウム(NH4Cl)および水(H2O)の混合物を入れた伸縮性ゴム質の膨張気袋(40)を前記中空内部(24)に収納し、そして前記開口にカーボン繊維強化複合材料の被覆クラウン(50)を封着するクラブヘッド粗材成型ステップと;該クラブヘッド粗材を加熱装置にて適当な温度に加熱し、前記膨張気袋(40)内の亜硝酸ソーダ、塩化アンモニウムおよび水の混合物を下記の反応式 NaNO2+NH4Cl+H2O→NaCl+N2+3H2Oの化学反応を生じさせ、生じた窒素ガスおよび水により当該膨張気袋(40)を膨張させ、この膨張圧によって、前記ライニング(30)および被覆クラウン(50)をシェル(20)内周壁および上端面に緊密に接合させると共に、被覆クラウン(50)を熱硬化させ、シェル(20)と密着接合させてクラブヘッドを形成する熱圧処理ステップと;からなる複合材ゴルフ用クラブヘッド製造法。

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