特許
J-GLOBAL ID:200903015295258350

可変レート音声符号化方式とその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-349053
公開番号(公開出願番号):特開平9-179592
出願日: 1995年12月21日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】伝搬路状態の変化に対応して伝送レートを変化させる適応変調方式による通信システムに適用でき、かつ、通話品質が伝送レートの変化に起因する影響を受けにくくした可変レート音声符号化方式を提供する。【解決手段】送信側では、入力信号の複数フレームを符号化しフレーム毎にコア情報と複数段階のエンハンスメント情報とに分けた符号化音声情報を作成する。現フレームの伝送レートが最高速のとき現フレームの情報の一部を破棄して次フレームの情報の一部を割当てて送出し、次フレームが低速レートのとき情報の一部のみを送出する。受信側では、現フレームに対しては現フレームの情報のみ復号し、次フレームに対しては、次(現)フレームの一部の情報と現(前)フレームのとき既に送られてきている情報の一部を合成して復号するようにした。
請求項(抜粋):
受信信号を監視して伝搬路の状態をフレーム単位に検出し伝搬路の状態が良好なとき高速の伝送レートを指定し伝搬路の状態が悪くなるに伴って伝送レートをN段階に低速にする伝送レート制御信号を出力する伝搬路状態推定手段と、該伝送レート制御信号によって伝送レートをN段階に変化させて通信を行う適応変調手段と適応復調手段とが設けられた適応変調方式の通信システムに適用するための可変レート音声符号化方式であって、送信側は、入力音声信号の現フレームとその前後の複数フレームをフレーム毎に音声符号化処理してそれぞれ1つのコア情報と複数段階のエンハンスメント情報に分け、現フレームに対する前記伝送レート制御信号が最高速の伝送レートを示すとき現フレームのエンハンスメント情報の一部を次フレームまたは直前フレームのエンハンスメント情報に入れ換えた符号化音声情報を該伝送レート制御信号が指示するレートで前記適応変調手段側に出力し、現フレームに対する前記伝送レート制御信号が低速の伝送レートを示すとき現フレームのコア情報のみを符号化音声情報として該伝送レート制御信号が指示するレートで前記適応変調手段側に出力する可変レート音声符号化手段を備え、受信側は、前記適応復調手段から受け取った符号化音声情報を、複数フレーム分保持し、現フレームに対する前記伝送レート制御信号が最高速の伝送レートを示すとき現フレームのコア情報とエンハンスメント情報の一部を該伝送レートに対応する復号レートで復号するとともに同時に送られてきた次フレームまたは直前フレームのエンハンスメント情報を一時保持し、次フレームまたは直前フレームに対する前記伝送レート制御信号が低速の伝送レートを示すとき低速の伝送レートで送られてきたコア情報に前記一時保持した直前または直後のフレームのエンハンスメント情報を再配置したのち該伝送レートに対応する復号レートで復号することにより再生音声信号を生成する可変レート音声復号手段を備えたことを特徴とする可変レート音声符号化方式。
IPC (3件):
G10L 9/18 ,  G10L 9/00 ,  H03M 3/04
FI (3件):
G10L 9/18 D ,  G10L 9/00 N ,  H03M 3/04

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