特許
J-GLOBAL ID:200903015313489313

ポリエステル系マクロモノマーおよび製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳原 成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-208930
公開番号(公開出願番号):特開平8-073577
出願日: 1994年09月01日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 重合により容易にグラフトポリマーを製造することができ、得られるグラフトポリマーのガラス転移温度、極性等の物性を任意に調整することが可能なマクロモノマーを得る。【構成】 -C(=O)-X-C(=O)-O-CH2-C(Y)H-O-〔Xは炭素数2〜7の酸無水物残基、Yはアルキル基、フェニル基、-CH2Cl、-CH2OR1または-CH2OC(=O)R2(R1、R2はアルキル基、フェニル基等)〕の構造単位、およびCH2=C(R3)-〔R3はH、CH3〕の片末端基を有し、数平均分子量が300〜100000、ガラス転移温度が-70〜+100°Cのポリエステル系マクロモノマーであって、水酸基またはカルボキシル基を有するビニル単量体を開始剤として、エポキシドと環状酸無水物を開環重合させるか、あるいは水酸基またはカルボキシル基を1個有する化合物を開始剤として、エポキシドと環状酸無水物を開環重合させた後、グリシジル基含有ビニル単量体を反応させて製造する。
請求項(抜粋):
一般式〔1〕【化1】〔式中、Xは炭素数2〜7の酸無水物の残基、Yは水素原子、炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、フェニル基、-CH2Cl、-CH2OR1(ただし、R1は炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、フェニル基またはアリル基を示す。)、または-CH2OC(=O)R2(ただし、R2は炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、フェニル基、p-tert-ブチルフェニル基を示す。)を示す。〕で示される構造単位、および一般式〔2〕CH2=C(R3)- ・・・・〔2〕〔式中、R3は水素原子またはメチル基を示す。〕で示される1つの末端基を含有し、水酸基および/またはカルボキシル基を有するビニル単量体を開始剤として、エポキシドと環状酸無水物とを開環共重合させて得られるマクロモノマーであって、数平均分子量(Mn)が300〜100,000、ガラス転移温度が-70〜+100°Cであることを特徴とするポリエステル系マクロモノマー。
IPC (3件):
C08G 63/42 NPH ,  C08G 63/91 NPJ ,  C08F299/04 MRT

前のページに戻る