特許
J-GLOBAL ID:200903015322129702

インフレータブルシートベルト装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-210354
公開番号(公開出願番号):特開平6-135293
出願日: 1992年08月06日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】【目的】ウェビングの袋状部分とタングとの連結部を大きくすることなく、ウェビングに加えられる長手方向の大きな張力に十分にかつ確実に対応できるようにする。【構成】ウェビング11の肩ベルト2とラップベルト3との境界部に相当する裏側部分のよこ糸15を所定範囲にわたって切断する。よこ糸15の切断部分を広げて形成された開口11cから、タング5のガス噴出部5eを肩ベルト2内に挿入する。ガス噴出部5eの挿入方向と反対側のウェビング11のラップベルト3部分を若干幅方向に縮めて操作部5cのウェビング貫通孔5bを貫通する。ベルトキャップ16をタング5のガス噴出部5eに、ウェビング11の上からはめ込んで、タング5をウェビング11に固定する。
請求項(抜粋):
車両衝突時等の緊急時に発生する車両減速度が第1設定減速度を超えたとき、作動してガスを発生するガス発生手段と、乗員当接部の少なくとも一部が袋状部分に形成されており、前記ガス発生手段からガスが発生されないときは所定幅の帯状に保形されるとともに、前記ガス発生手段から発生したガスが導入されることにより前記袋状部分が膨張するウェビングと、車両減速度が前記第1設定減速度より小さな第2設定減速度以下のときはこのウェビングの巻取りおよび引出しを自由に設定するとともに、車両減速度が前記第2設定減速度を超えたときは前記ウェビングの引出しを阻止するリトラクタと、前記ウェビングに連結されたタングと、このタングが係脱可能に挿入係合するバックル装置を少なくとも備えているインフレータブルシートベルト装置において、前記タングには、前記バックル装置に係止するとともにこのバックル装置との係合状態において前記ガス発生手段から発生したガスが前記バックル装置を通して導入されるガス導入口を有する係合部と、前記ウェビングが貫通するウェビング貫通孔を有した前記タングを前記バックル装置に係止操作するための操作部と、前記袋状部分の幅より大きな幅に形成されかつ前記ウェビングに連結されるとともに前記ガスが噴出するガス噴出口を有するガス噴出部と、前記ガス導入口および前記ガス噴出口を連通するガス流動孔とが形成されており、また前記ウェビングが織布からなるウェビング基布により形成されているとともに、このウェビング基布のたて糸がベルト長手方向にかつよこ糸がベルト幅方向に配置され、前記よこ糸は、前記ウレタン等の比較的弾性率の小さくゴム状に伸びる材料からなるスパンデックス糸によって形成されているとともに、前記袋状部分の一端部を含む所定領域におけるよこ糸が切断されており、前記タングは、そのガス噴出部がこのよこ糸切断部から前記袋状部分内に挿入されかつ非切断状態のよこ糸の弾性力で前記袋状部分の一部が前記ガス噴出部に密着しているとともに、前記ウェビングの、前記ガス噴出部が挿入される側と反対側部分が前記ウェビング貫通孔に貫通されており、少なくとも前記ウェビング貫通孔に位置するウェビング部分により、前記ガス噴出部が前記袋状部分から抜け出ることが防止されていることを特徴とするインフレータブルシートベルト装置。
IPC (2件):
B60R 21/18 ,  B60R 22/12
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭63-258239
  • 特開昭49-070744
  • 特開平2-063954

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