特許
J-GLOBAL ID:200903015338235448

工作機械における摩擦力測定方法及び同方法により得られた測定値を用いる数値制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-159015
公開番号(公開出願番号):特開2004-362204
出願日: 2003年06月04日
公開日(公表日): 2004年12月24日
要約:
【課題】送り駆動機構の回転系の摩擦トルクと直線移動系の摩擦力をNC制御手段を利用してきわめて簡単に測定できる方法を提供する。【解決手段】NC装置のプログラムメモリPGMに格納されている摩擦力測定用指令プログラムに基づいて、1つの制御軸Xに対応する送り駆動機構に対し同一方向への単位移動量の移動・停止動作を複数回遂行し、さらに続けて前記方向とは逆方向に前記単位移動量の移動・停止動作を同一複数回遂行する。前記各移動・停止に対応して生成されたトルク及び検出した回転位置をメモリにストアする。同メモリのデータに基づいて前記制御軸の送り駆動機構における回転系の摩擦トルクTrn及び直線移動系の摩擦力Fgnの値を算出する。これにより、短時間に、前記回転系の摩擦トルク及び直線移動系ガイドの摩擦トルクを算出できる。さらに、故障診断用プログラムの実行により前記算出された摩擦トルクが適正範囲にあるか否かを判定する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
数値制御装置からの駆動指令により駆動されるサーボモータを備えた工作機械の送り駆動機構における摩擦力を測定する方法であって、 前記数値制御装置からの指令に基づいて少なくとも1つの制御軸に対応する前記送り駆動機構に対し同一方向への単位移動量の移動・停止動作を複数回遂行する第1のステップと、 前記第1のステップの間、前記各移動・停止に対応して生成されたトルク及び前記サーボモータの回転位置の値をメモリにストアする第2のステップと、 前記第1のステップに続き前記方向とは逆方向に前記単位移動量の移動・停止動作を複数回遂行する第3のステップと、 前記第3のステップの間、前記各移動・停止に対応して生成されたトルク及び前記サーボモータの回転位置の値をメモリにストアする第4のステップと、 前記第2及び第4のステップで得られたデータに基づいて当該送り駆動機構における回転系の摩擦トルク及び直線移動系の摩擦力の値を算出する第5のステップと、 からなる数値制御工作機械の送り駆動機構における摩擦力測定方法。
IPC (2件):
G05B19/18 ,  G05B19/404
FI (2件):
G05B19/18 W ,  G05B19/404 G
Fターム (8件):
5H269AB01 ,  5H269BB03 ,  5H269CC01 ,  5H269EE11 ,  5H269JJ02 ,  5H269NN07 ,  5H269NN14 ,  5H269PP02

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