特許
J-GLOBAL ID:200903015347176977
近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂積層体及びその成形体
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
古谷 馨 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-000328
公開番号(公開出願番号):特開平5-177786
出願日: 1992年01月06日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、可視光線を比較的良く透過し、近赤外線吸収能に優れた新規なポリカーボネート系樹脂積層体、及び波板状に成形されて成る近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂成形体を提供する。【構成】 (A) ポリカーボネート系樹脂 100重量部に対し、(B) 特定の銅化合物0.05〜5重量部、特定のチオ尿素誘導体及び(又は)特定のチオアミド誘導体0.05〜50重量部を含有して成るポリカーボネート系樹脂シートに対して、メタクリル系樹脂フィルムを積層一体化して成ることを特徴とする近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂積層体、及びこの積層体が波板状に成形されて成る近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂成形体。【効果】 本発明の近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂積層体が波板状に成形されてなる成形体は褪色などの不安定性はなく、暗所に長期間放置により褪色するというフォトクロミズムも見られず、優れた近赤外線吸収能を示すので、光学的フィルター、熱線吸収性グレージング材等として工業的に有用である。
請求項(抜粋):
(A) ポリカーボネート系樹脂 100重量部に対し、(B) 下記一般式(I)(R-X)nCu (I)〔式中、R は水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基及び複素環残基(各基は1個以上の置換基を有していても良い)から成る群から選ばれる一価基,X は-COO,-SO4,-SO3,-PO4,-O 、n は1〜4の整数〕で表わされる銅化合物、クロロフィル銅、銅クロロフィリンナトリウム及びビスアセチルアセトナート銅より成る群から選ばれる少なくとも一種の銅化合物0.05〜5重量部、(C) 下記一般式(II)【化1】(R1, R2, R3は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基及び5員又は6員の複素環残基から成る群から選ばれる一価基を表わし、各基は1個以上の置換基を有していても良く、R1とR2又はR2とR3は連結して環を形成しても良い) で示されるチオ尿素誘導体から選ばれる少なくとも一種及び下記一般式(III)【化2】(R4, R5は、水素、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基及び5員又は6員の複素環残基から成る群から選ばれる一価基を表わし、R5は更にアルコキシ基をも表わし、各基は1個以上の置換基を有していても良く、R4とR5は連結して環を形成しても良い) で示されるチオアミド誘導体から選ばれる少なくとも1種0.05〜50重量部を含有して成るポリカーボネート系樹脂シートに対して、メタクリル系樹脂フィルムを積層一体化して成ることを特徴とする近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂積層体。
IPC (4件):
B32B 27/30
, C08K 5/04 KKJ
, C08K 5/36 KKL
, C08L 69/00 KKM
引用特許:
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