特許
J-GLOBAL ID:200903015351346321

高Crフェライト系耐熱鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-104887
公開番号(公開出願番号):特開平9-291308
出願日: 1996年04月25日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 金属組織の構成比を制御することにより、靭性としてはシャルピー衝撃試験における0°Cの衝撃吸収エネルギーおよびクリープ破断強度を向上させた高Crフェライト耐熱鋼の製造方法を得る。【解決手段】 合金成分の最適化をはかり、MoとW量の添加量を適正化すると同時に、Ni,CoおよびCuの積極的な利用等により、δフェライトの生成を抑制し、熱処理条件の適正化により金属組織の構成比を制御し、高温強度と靭性のすぐれたフェライト系耐熱鋼の製造方法。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.01〜0.15%、Si:0.01〜0.80%、Mn:0.05〜1.50%、Cr:8.00〜13.00%、Mo:0.05〜1.50%、W :0.05〜4.00%、V :0.05〜0.50%、Nb:0.02〜0.15%、Al:0.002〜0.050%、N :0.010〜0.110%を含有し、P :0.030%以下、S :0.010%以下、O :0.015%以下に制限し、さらにNi:0.01〜3.00%、Co:0.01〜5.00%、Cu:0.01〜5.00%の1種以上を含み、残部がFeおよび不可避の不純物よりなり、かつ上記成分範囲のCr,Ni,CoおよびCuが、Cr-2Ni-2Co-Cu≦9の関係式を満足し、さらに上記成分範囲のNi/59+Co/59+N/(Nb+V)≧Mo/96+W/184の関係式を満足し、残部がFeおよび不可避の不純物よりなる鋼を熱間加工後、[Ac3 点+50°C]以上に保定し室温まで降温する焼きならしを行った後、Ac1 点以上[Ac1 点+40°C]以下の温度範囲で中間熱処理を行った後、650°C以上730以下の温度範囲で焼戻しを行うことを特徴とするフェライト系耐熱鋼の製造方法。
IPC (5件):
C21D 6/00 101 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/52 ,  C22C 38/54
FI (5件):
C21D 6/00 101 K ,  C21D 8/00 D ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/52 ,  C22C 38/54

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