特許
J-GLOBAL ID:200903015353548290
切削自励振動の予測方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井上 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-365694
公開番号(公開出願番号):特開2007-167980
出願日: 2005年12月20日
公開日(公表日): 2007年07月05日
要約:
【課題】 回転工具による傾斜面の切削加工において、ピックフィード量、ワーク傾斜角を考慮して切削自励振動に対する安定限界切込み量を事前に解析し、NCデータ作成、及び修正に必要な工数を削減することにある。【解決手段】 回転工具の工具径、刃数、動剛性、工具とワーク材質の組合せで決定される切削力特性値、ワークの動剛性、ピックフィード量、工具とワークの傾斜角度などを入力値とする。初めに上記の入力値に対して、安定限界切込み量の初期値を定め、それに基づいて計算を行う。初期値と計算値を比較して、初期値を一定のルールで修正し、両者が一定の誤差範囲に納まるまで計算を繰返すことによって傾斜切削の安定限界切込み量を計算する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
少なくとも切削工具の切れ刃形状とワーク材質の組合せで決定される切削力特性値、前記切削工具の工具径、刃数、および動剛性、前記切削工具の半径方向の切込み量、並びに前記切削工具およびワークのコンプライアンス伝達関数を入力値として、自励振動が発生しない安定限界軸方向切込み量を求める方法において、
前記切削工具の回転軸と送り方向がなす角度、およびピックフィード量をさらに指定された傾斜面切削モデルに対して、軸方向切込み量の初期値の入力より、切れ刃の切削開始角、切削終了角を求め、
前記切削工具とワークからなる振動系の伝達関数を求めて、その特性方程式より安定限界軸方向切込み量を算出し、
前記算出した安定限界軸方向切込み量と、前記軸方向切込み量の初期値とを比較して、その差が所定の値以下となるまで適切な量だけ前記軸方向切込み量の初期値を修正して、前記切れ刃の切削開始角、切削終了角を求める処理から、前記安定限界軸方向切込み量を算出する処理までを繰り返すことを特徴とする傾斜面の切削加工における切削自励振動の安定限界軸方向切込み量の算出方法。
IPC (2件):
FI (2件):
B23Q15/00 301H
, B23C3/00
Fターム (1件):
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