特許
J-GLOBAL ID:200903015363981855

連結した2本鎖DNAの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩澤 寿夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-134670
公開番号(公開出願番号):特開平8-000268
出願日: 1994年06月16日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 制限酵素による切断部位の配列による制限が少ないか、無く、粘着末端の配列及び塩基数を自由に選んで、自由かつ容易かつ特異的にDNA断片の結合が可能な連結した2本鎖DNAを製造する方法の提供。【構成】 少なくとも一方のプライマーDNAとして、リボヌクレオチド基を含み、該リボヌクレオチド基の3’側の配列がテンプレートDNAのプラス鎖又はマイナス鎖の被増幅領域の端部の少なくとも一部の配列と相補的であり、前記リボヌクレオチド基の5’側の配列が粘着末端形成用の配列であるプライマーを用いて、ポリメラーゼ連鎖反応により2本鎖DNA断片を増幅合成し、さらにRNA分解酵素処理又はアルカリ処理し、リン酸化処理して得られた粘着末端を有する2本鎖DNA断片を、該2本鎖DNA断片の粘着末端と相補関係にある粘着末端を有する2本鎖DNA断片とDNAリガーゼで連結する連結した2本鎖DNAの製造方法。
請求項(抜粋):
(1)少なくとも一方のプライマーDNAとして、リボヌクレオチド基を含み、該リボヌクレオチド基の3’側の配列がテンプレートDNAのプラス鎖又はマイナス鎖の被増幅領域の端部の少なくとも一部の配列と相補的であり、前記リボヌクレオチド基の5’側の配列が粘着末端形成用の配列であるプライマー(A)を用いてポリメラーゼ連鎖反応により、プラス鎖及びマイナス鎖の少なくとも一方の5’末端近傍にリボヌクレオチド基を含み、かつテンプレートDNAの被増幅領域に相当するDNA配列を含む2本鎖DNA断片を増幅合成する工程、(2)前記工程(1)で合成された2本鎖DNA断片をRNA分解酵素処理又はアルカリ処理して、リボヌクレオチド基及び該リボヌクレオチド基から5’側のDNA配列を除去して、少なくとも一方が粘着末端である2本鎖DNA断片を製造する工程、(3)前記工程(2)で得られた粘着末端を有する2本鎖DNA断片をリン酸化処理する工程、及び(4)前記工程(3)でリン酸化処理して得られた粘着末端を有する2本鎖DNA断片と、該粘着末端と相補関係にある粘着末端を有する2本鎖DNA断片とをDNAリガーゼにより連結することを含む連結した2本鎖DNAの製造方法。
IPC (3件):
C12N 15/09 ZNA ,  C07H 21/04 ,  C12Q 1/68

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