特許
J-GLOBAL ID:200903015388140502

車両の四輪駆動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-271112
公開番号(公開出願番号):特開平9-109716
出願日: 1995年10月19日
公開日(公表日): 1997年04月28日
要約:
【要約】【課題】低μ路面及び高μ路面における車両発進性を向上させることが可能な車両の四輪駆動制御装置を提供する。【解決手段】車両の通常走行時には、主駆動輪である後輪速VwR と副駆動輪である前輪速VwF との前後輪速差ΔVwに応じて前輪配分トルクTq1 を増加するフィードバック制御が行われ、車両の発進時には、スロットル開度θに応じて前輪配分トルクTq3 を設定するフィードフォワード制御が行われる。そして、車両の発進時に、車両の前輪速VwF が後輪速VwR を上回っていると判断すると、副駆動輪への駆動力配分トルクを、車両の後輪速が前輪速を上回っているときの副駆動輪への駆動力配分トルクより小さく設定する。これにより、高μ路面を発進した直後に旋回してもタイトコーナブレーキ現象の発生が回避され、且つ車両が低μ路面を急発進する際にも駆動力配分の応答性が早くなる。
請求項(抜粋):
車両の前後輪の何れか一方を主駆動輪とし、他方を副駆動輪として、制御信号に応じた係合力の可変制御によって前記主駆動輪及び副駆動輪への駆動力配分を行う摩擦クラッチを有する駆動力配分調整手段と、前記主駆動輪及び副駆動輪の回転数差を検出する回転数差検出手段と、スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、車両の発進時を判定する車両走行判断手段と、前記回転数差の検出値に基づいて当該回転数差の検出値の増加に伴って前記副駆動輪の駆動力が増加するように前記主副駆動輪間の駆動力配分量を設定し、且つ前記車両走行判断手段により車両が発進時であると判断したときに、前記スロットル開度検出手段のスロットル開度検出値に基づいて前記主副駆動輪間の駆動力配分量を設定し、これら車両の走行状態に応じた駆動力配分量に基づいて前記摩擦クラッチを制御する駆動力配分制御手段とを備えた車両の四輪駆動制御装置において、前記駆動力配分制御手段は、前記車両走行判断手段の判定による車両の発進時に、車両の前輪回転数が後輪回転数を上回っているときに、前記スロットル開度検出値に基づいて設定される前記副駆動輪への駆動力配分量を、車両の後輪回転数が前輪回転数を上回っているときの前記副駆動輪への駆動力配分量よりも小さく設定する配分量停止手段を備えたことを特徴とする車両の四輪駆動制御装置。
IPC (2件):
B60K 17/348 ,  B60K 23/04
FI (2件):
B60K 17/348 B ,  B60K 23/04 D
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-136830

前のページに戻る