特許
J-GLOBAL ID:200903015424622730

高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の連続製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野中 克彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-123065
公開番号(公開出願番号):特開平8-295712
出願日: 1995年04月24日
公開日(公表日): 1996年11月12日
要約:
【要約】【目的】 高剛性でかつ高耐衝撃性の成形品に適したプロピレン・エチレンブロック共重合体の連続製造法の提供。【構成】 (1)Ti、Mg、ハロゲン及び多価カルボン酸エステルを含有する固体触媒成分(A)と有機アルミニウム化合物(B)及び一般式R4xR5ySi(OR6 )z (式中、x+y+z=4)の有機ケイ素化合物(C)からなる触媒系を用い、プロピレンとエチレンを所定の2段階に重合し、プロピレンを主体とした重合工程(I)の各槽で得られる重合体のMFRの最高値(h)と最低値(l)との比が0.1≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦1であり、その平均のMFR(i)とその後続のグリコール系化合物を添加して実施される、工程(I)よりもエチレンを多量に含む重合工程(II)のMFR(ii)との比が3≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦7である高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の連続製造法。【効果】 本発明の共重合体によりフィッシュアイが少く耐衝撃性値の高い成形品が得られた。
請求項(抜粋):
チタン、マグネシウム、ハロゲン及び多価カルボン酸エステルを必須成分として含有する固体触媒成分(A)と有機アルミニウム化合物(B)と一般式R4xR5ySi (OR6)z (式中R4 、R6 は炭化水素基、R5 は炭化水素基あるいはヘテロ原子を含む炭化水素基を示し、x+y+z=4,0≦x≦2,1≦y≦3,1≦z≦3である。)で表される有機ケイ素化合物(C)を組み合わせた触媒系を用い、第1段階として2槽以上の重合器を直列に用い、エチレン/(エチレン+プロピレン)=0〜5重量%のモノマーを供給してプロピレンを主体とした重合工程(I)を連続的に実施して全重量の60〜95%を製造し、第2段階として第1段階で得られた重合反応混合物に一般式(1) R1 -(O-CH2 -C(R3 )H-)n -OR2 ...(1)(式中nは3≦n≦100、R1 、R2 は水素原子、炭素数1〜20個の一価の有機基、あるいは酸素、窒素、リン、硫黄、珪素原子等のヘテロ原子を含有する炭素数1〜20個の一価の有機基であり、R1 、R2 は同一でも異なってもよく、R3 は水素原子もしくは炭素数1〜5個の一価の有機基である。)で示されるグリコール系化合物(D)を上記(A)中のチタン成分に対し、(D)/Ti=1〜100(モル/原子)となる様に連続的に添加し、この添加重合反応混合物を引き続き1槽以上の重合器を用い、エチレン/(エチレン+プロピレン)=10〜100重量%のモノマーを供給して、エチレンを比較的多量に含む重合工程(II)を連続的に実施して全重量の5〜40重量%を製造し、かつ、重合工程(I)の各槽で得られる重合体のメルトフローレートの最高値(以下MFR(h)と言う)と最小値(MFR(l)と言う)とが0.1≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦1なる関係を有し、かつ、プロピレンを主体とした重合工程(I)で得られる重合体のメルトインデックス(以下MFR(i)と言う)とエチレンを比較的多量に含む重合工程(II)で得られる重合体のメルトフローレート(以下MFR(ii)と言う)とが3≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦7なる関係を有する如く前記MFR(h),MFR(l),MFR(i)およびMFR(ii)を調節することを特徴とする高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の連続製造法。
IPC (2件):
C08F297/08 MRH ,  C08F 4/658 MFG
FI (2件):
C08F297/08 MRH ,  C08F 4/658 MFG
引用特許:
出願人引用 (3件)

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