特許
J-GLOBAL ID:200903015536437277

チタン系合金部材の表面処理法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-353647
公開番号(公開出願番号):特開平5-331617
出願日: 1992年12月14日
公開日(公表日): 1993年12月14日
要約:
【要約】【目的】 チタン系合金部材の表面に耐摩耗性に優れた表面処理層を形成する。【構成】 チタン合金部材を脱脂、洗浄し真空引き後加熱して窒素ガスを導入して窒化処理を施すことにより、TiAlが水分や有機質と反応することが防止され良質の窒化層が形成される。また、チタン合金部材にアルミニウムを拡散浸透させるとともに窒素を同時に浸透させることにより、チタン系合金の表面に、チタン・アルミニウム・窒素の化合物からなる高硬度でかつ耐摩耗性に優れ、また耐酸化性にも優れた充分な膜厚の処理層を形成することができた。さらに、チタン系合金からなる処理部材の表面を脱脂、洗浄した後、特定部位を処理粉末で覆い、真空度中で800°C以上1200°C以下の温度条件で、窒素を含有する処理ガスを処理粉末で覆われない部位からアルミニウム粉末で覆われている部位に向けて流すことにより、表面粗さの良好な窒化層と、耐摩耗性に優れた厚い処理層が形成される。
請求項(抜粋):
TiAl部材の表面を脱脂、洗浄する工程と、脱脂、洗浄したTiAl部材を、1×10-3Torr以上の真空度で、800°C以上、(500+25×Al重量%)°C以下の温度条件で窒素ガスを導入し窒化処理する工程とからなることを特徴とするチタン合金系部材の表面処理法。
IPC (2件):
C23C 8/24 ,  C23C 10/34

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