特許
J-GLOBAL ID:200903015674569559

グラフト、転相および架橋を制御したABSグラフトコポリマー製造用多段塊状プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-300055
公開番号(公開出願番号):特開平7-233204
出願日: 1994年12月05日
公開日(公表日): 1995年09月05日
要約:
【要約】【目的】 アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンタイプの熱可塑性樹脂の連続塊状重合法が提供される。【構成】 この方法では、ビニリデン芳香族モノマー、不飽和ビニルニトリルモノマーおよびこれらに溶解している合成ブタジエンポリマーを含む液体供給材料をグラフト反応器に装入して液塊を予備的に反応させてグラフトされたゴム連続相ポリマー性生成物を形成する。次に、このグラフト反応器から出た生成物を転相反応器に装入する。この転相反応器では、モノマー中に溶けた遊離の剛性コポリマーが唯一の連続相であり、吸蔵された剛性コポリマーとモノマーを伴うグラフトされたゴムの分散粒子が、グラフト反応器の生成物から即座に形成される。次いで、転相反応器から出た第二の重合生成物を仕上反応器に装入する。この仕上反応器では材料がさらに重合して第三の重合生成物を形成する。この第三の生成物はその後揮発分を除去して最終の熱可塑性組成物にすることができる。
請求項(抜粋):
ゴム変性グラフトコポリマーおよび非グラフト化剛性ポリマーを含む熱可塑性組成物を製造するための連続塊状重合法であって、(a)(i)少なくとも1種の重合性ビニリデン芳香族モノマー、(ii)少なくとも1種の重合性不飽和ニトリルモノマー、および(iii )これ等のモノマーに溶解されたゴム状合成ブタジエンポリマーを含む液体供給材料組成物をグラフト反応器中に供給し、(b)前記グラフト反応器内で前記液体供給材料組成物を転相前の時点まで反応させて、その液体供給材料組成物中のモノマーの合計重量を基準にしたモノマー変換率が5〜25重量%である第一の重合生成物を生成させ、(c)第一の重合生成物をグラフト反応器から連続的に取り出し、(d)第一の重合生成物を転相反応器に連続的に装入し、(e)転相反応器内で第一重合生成物のゴム連続相を分散相に反転させると共に転相反応器内で第一重合生成物を転相後の時点まで反応させて、液体供給材料組成物中のモノマーの合計重量を基準にしたモノマー変換率が10〜60重量%である第二の重合生成物を生成させ、(f)第二の重合生成物を転相反応器から連続的に取り出し、(g)第二の重合生成物を仕上反応器に連続的に装入し、(h)仕上反応器内で第二の重合生成物を反応させて、液体供給材料組成物中のモノマーの合計重量を基準にしたモノマー変換率が70〜95重量%である第三の重合生成物を生成させ、(i)第三の重合生成物を仕上反応器から連続的に取り出し、(j)第三の重合生成物を揮発分除去器に装入し残留揮発分を除去して熱可塑性組成物を生成させることを含む方法。
IPC (3件):
C08F 2/02 MAR ,  C08F 2/00 MDF ,  C08F279/04 MQP

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