特許
J-GLOBAL ID:200903015674586402

降水パターン変化予測方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-099053
公開番号(公開出願番号):特開平10-288674
出願日: 1997年04月16日
公開日(公表日): 1998年10月27日
要約:
【要約】【課題】 地形効果を加味して、レーダー画像における降水域の発達・衰退を2次元画像の形で高精度に予測する降水パターン変化予測方法と装置を提供する。【解決手段】 雨域のレーダ画像を入力するための画像入力部11と、過去の時系列画像を蓄積する画像蓄積部12と、連続する2つ以上の2次元画像間での降水量の変化量やエッジ勾配分布の画像特徴量を算出する画像処理部13と、予め予測される降水域の存在する位置の地形に応じて、拡散係数の大きさと推定される移流ベクトルの大きさとを変化させて記憶する地形効果導入部14と、様々な画像特徴量を初期値とし、降水量の時空間的な変化量を変数と見なし、移流・拡散方程式の数式表現に基づいて数値計算を行う移流・拡散方程式演算部15と、地形効果を加えた降水パターンの予測をおこなう予測部16と、予測された降水域を時系列的画像で出力する出力部17とから構成される。
請求項(抜粋):
計算手段を有し、画像入力部、画像蓄積部、画像処理部、地形効果導入部、移流・拡散方程式演算部、予測部および出力部を備えた降水パターン変化予測装置を用いて降水パターンの変化を予測する方法であって、前記画像入力部を用いて予測の対象とする雨域のレーダ画像を入力し、前記画像蓄積部に前記画像入力部で入力された過去の時系列画像を蓄積し、前記画像処理部で、計算のために前記画像蓄積部から取り出した連続する2つ以上の2次元画像間での降水量の変化量やエッジ勾配分布の画像特徴量を算出し、前記地形効果導入部では、予め予測される降水域の存在する位置の地形に応じて、拡散係数の大きさと推定される移流ベクトルの大きさとを変化させて記憶し、前記移流・拡散方程式演算部で、前記画像処理部で算出された様々な画像特徴量を初期値とし、降水量の時空間的な変化量を変数と見なし、前記地形効果導入部に記憶した拡散係数と移流ベクトルも用い、移流・拡散方程式の数式表現に基づいて数値計算を行い、前記予測部で、数値計算された結果により地形効果を加えた降水パターンの予測をおこない、前記出力部で、前記予測部で予測された結果から降水域を時系列的画像で出力する、ことを特徴とする降水パターン変化予測方法。
IPC (3件):
G01W 1/10 ,  G01S 13/95 ,  G06T 1/00
FI (3件):
G01W 1/10 T ,  G01S 13/95 ,  G06F 15/62 385
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 降雨量予測装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-211939   出願人:株式会社東芝
  • 特公平4-076637
  • 特公昭62-040668

前のページに戻る