特許
J-GLOBAL ID:200903015683895485

蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-233817
公開番号(公開出願番号):特開平9-079104
出願日: 1995年09月12日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関の燃料噴射装置において微小な噴射量の調量を可能とし、急激な燃焼の立ち上がりによる騒音の増大、NOx 排出量の増加を抑制する。【解決手段】 蓄圧式燃料噴射装置1は燃料噴射弁5と油圧制御弁12によって構成されており、弁ニードル7の段部に対応する圧力室8と、弁ニードル7の端部における背圧室10には共にリザーバ3から高圧燃料が供給されている。油圧制御弁12の弁体16の先端に近い円錐形部分18に隣接して円柱形のピン部25が形成され、それと対向して制御ポート13側には円筒形の内壁面が形成される。それによって弁体16のリフトの初期において、ピン部25と制御ポート13の間にはリフト量と無関係に略一定の弁開口面積をもたらす狭いスロットル部26が形成されるので、燃料の噴射率が低下して急激な燃焼が抑えられる。
請求項(抜粋):
少なくとも燃料噴射口を開閉するための弁ニードルと、前記弁ニードルを開弁位置に向かって付勢するために前記弁ニードルの段部に対応して形成されて高圧燃料が導かれている圧力室と、前記弁ニードルを閉弁位置に向かって付勢するために形成されて高圧燃料が導かれている背圧室とを備えている燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁の背圧室とドレインポートの間に設けられて前記背圧室の圧力を増減制御する油圧制御弁とからなり、前記油圧制御弁の弁体はその先端に近い円錐形部分の更に先端側に実質的に円柱形の部分からなるピン部を備えていると共に、前記弁体の円錐形部分と協働するシート部を有するバルブボディ側の制御ポートの内壁面には、前記ピン部に対して所定の隙間をおいて対向し得る位置に実質的に円筒形の面が形成されており、前記油圧制御弁の前記弁体のリフトの初期において、前記弁体のピン部が前記制御ポートの内壁面と少なくとも一部において対向することにより、それらの間に狭い通路としてのスロットル部を形成して、前記弁体が上昇しても前記油圧制御弁の有効な弁開口面積の増加が抑制されるように構成したことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
FI (2件):
F02M 47/00 C ,  F02M 47/00 F

前のページに戻る