特許
J-GLOBAL ID:200903015704501741
電気式パワーステアリング制御装置及びそのモータ電流制御方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
橋爪 良彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-187588
公開番号(公開出願番号):特開平11-020718
出願日: 1997年06月27日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 スイッチング素子の推定温度の精度を向上することによりヒートシンク及びスイッチング素子の小型化を図ることができる電気式パワーステアリング制御装置及びそのモータ電流制御方法を提供する。【解決手段】 ハンドル1の操舵トルクを検出してステアリングモータ5の出力トルクを制御する指示電流を演算し、この指示電流となるようにスイッチング素子16によって印加電圧をパルス幅変調してモータ制御する電気式パワーステアリングのモータ電流制御方法において、前記ステアリングモータ5の電流と前記スイッチング素子16の周辺温度とに基づいてスイッチング素子16のジャンクション温度を推定し、このジャンクション温度が所定値以下となるようにモータ最大電流を制限すると共に、電源を遮断した場合にもジャンクション温度を継続して推定し、電流投入時にはこの推定したジャンクション温度を初期値としてジャンクション温度を推定してモータ最大電流を制限する。
請求項(抜粋):
車両操舵時にハンドル(1) の操舵トルクを検出するトルク検出センサ(4) と、制御された電流により所定のトルクを出力してタイヤ(11)を操舵するステアリングモータ(5) と、前記トルク検出センサ(4) により検出された操舵トルクに基づいて、このステアリングモータ(5) の指示電流を演算するモータ指示電流演算手段(26)と、このモータ指示電流演算手段(26)により演算された指示電流を電流指令として受け、この電流指令に基づいてステアリングモータ(5) への印加電圧をパルス幅変調してスイッチングするスイッチング素子(16)によりステアリングモータ(5) を制御するモータ駆動制御手段(28)と、このステアリングモータ(5) の電流を検出するモータ電流検出手段(21)とを備えた電気式パワーステアリング制御装置において、前記スイッチング素子(16)が装着されたヒートシンク(15)と、このヒートシンク(15)に、かつ、前記スイッチング素子(16)の近傍に設けられ、周辺温度を検出する周囲温度検出センサ(22)と、この周囲温度検出センサ(22)により検出された周辺温度と前記モータ電流検出手段(21)により検出されたステアリングモータ(5) の電流とに基づいて、スイッチング素子(16)のジャンクション温度を演算するジャンクション温度演算手段(23)と、このジャンクション温度演算手段(23)により演算されたジャンクション温度に基づいて、ステアリングモータ(5) の最大電流を設定するモータ最大電流設定手段(25)と、このモータ最大電流設定手段(25)により設定された最大電流と前記モータ指示電流演算手段(26)により演算された指示電流とを比較して、小さい方の電流値を電流指令として前記モータ駆動制御手段(28)に出力するモータ電流比較設定手段(27)とを備えたことを特徴とする電気式パワーステアリング制御装置。
IPC (4件):
B62D 5/04
, B62D 6/00
, B62D107:00
, B62D119:00
FI (2件):
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