特許
J-GLOBAL ID:200903015713102787

鋼板酸洗プロセスの酸濃度制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-284130
公開番号(公開出願番号):特開平9-125270
出願日: 1995年10月31日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】 酸濃度の制御に併せ循環タンク内の液面レベルの管理が可能な酸洗槽内の酸濃度の制御方法の提供。【解決手段】 酸洗槽および酸洗槽と別個に設置した循環タンクを用いて酸洗槽の酸濃度を制御する鋼板酸洗プロセスの酸濃度制御方法であって、酸濃度の分析値が目標の設定範囲を外れた時は予め求めた排酸量、給酸量、給水量に基づき排酸、給酸、給水を行う鋼板酸洗プロセスの酸濃度制御方法、および酸濃度の分析値が目標の下限値より低い時は給酸のみを行い、目標の上限値より高い時は給水のみを行うことを原則とし、給酸のみの場合または給水のみの場合、結果として循環タンク内酸洗液のレベルが上限レベルを超えることが予測される場合にのみ排酸と給酸の両者または排酸と給水の両者を行う鋼板酸洗プロセスの酸濃度制御方法。
請求項(抜粋):
酸洗槽および酸洗槽と別個に設置した循環タンクを用いて給酸、給水、排酸を行って酸洗槽の酸濃度を制御する鋼板酸洗プロセスの酸濃度制御方法であって、予め目標酸濃度および循環タンク内の酸洗液の目標液面レベルを設定し、酸洗液の酸濃度分析値と循環タンク内の液面レベルの測定値を元に、前記酸濃度分析値が目標の下限値より低い時は下記式 (1)、(2) から求めた排酸量、給酸量に基づき排酸、給酸を行い、前記酸濃度分析値が目標の上限値より高い時は下記式(3) 、(4) から求めた排酸量、給水量に基づき排酸、給水を行うことを特徴とする鋼板酸洗プロセスの酸濃度制御方法。記 排酸量D=〔Hpp(Cp0V0 -CpmVm )+Hc Cpp( Vm -V0 )〕/〔HppCp0-Hc Cpp〕 ・・・・・・・・・・・・・・・(1) 給酸量P=Hc ( Vm -V0 +D)/Hpp ・・・・(2) 排酸量D=(Cp0V0 -CpmVm )/Cp0 ・・・・(3) 給水量W=Hc ( Vm -V0 +D) ・・・・・・・(4) ここで、Cp0は制御前(排酸前、給酸前、給水前)の酸洗液酸濃度分析値、Cpmは目標酸濃度、Cppは給酸の酸液の酸濃度、Hppは給酸の酸液比重、Hc は酸洗液比重、Vm は目標とする制御後(排酸後、給酸後、給水後)の酸洗槽と循環タンク内における酸洗液の合計体積、V0 は制御前(排酸前、給酸前、給水前)の酸洗槽と循環タンク内の酸洗液の合計体積(実測値)を示す。
IPC (2件):
C23G 1/08 ,  C23G 3/02
FI (2件):
C23G 1/08 ,  C23G 3/02

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