特許
J-GLOBAL ID:200903015721569112
ロドプシン拡散のインビボ送達による視覚応答の回復
発明者:
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (3件):
山本 秀策
, 安村 高明
, 森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-510101
公開番号(公開出願番号):特表2009-536219
出願日: 2007年05月04日
公開日(公表日): 2009年10月08日
要約:
光ゲートの陽イオン選択性膜チャネル、詳細にはチャネルロドプシン-2(Chop2)をコードする核酸ベクターは、動物モデルにおいて、光受容体変性網膜における、内網膜神経細胞を光感受性細胞に変換した。このような処置によって、視覚認知および視覚の種々の局面が回復された。光受容体変性に起因して失明している被験体の網膜に対する光感受性の回復の方法が、網膜色素変性症または黄斑変性症においてと同様に提供される。この方法は、硝子体内または網膜下の注射によって、この被験体に対して、ロドプシンをコードするオープンリーディングフレームを含む上記の核酸ベクターであって、ここにプロモーターおよび転写調節配列が作動可能に連結されており、その結果その核酸が内網膜神経細胞で発現されるベクターを送達する工程を包含する。
請求項(抜粋):
網膜に対する光感受性を回復する方法であって:
(a)網膜神経細胞に対して、該神経細胞中で発現可能な光ゲートチャネルロドプシンまたは光駆動性イオンポンプロドプシンをコードする核酸発現ベクターを送達する工程であって、
該ベクターは該ロドプシンをコードするオープンリーディングフレーム、およびそれに対して作動可能に連結されたプロモーター配列、および必要に応じて転写調節配列を含む工程と、
(b)該神経細胞中で該ベクターを発現する工程と、
を包含し、
これによって、光感受性を回復する、方法。
IPC (4件):
A61K 48/00
, C12N 15/09
, A61P 27/02
, A61K 35/76
FI (4件):
A61K48/00
, C12N15/00 A
, A61P27/02
, A61K35/76
Fターム (20件):
4B024AA01
, 4B024BA80
, 4B024CA02
, 4B024DA02
, 4B024EA02
, 4B024FA02
, 4B024FA06
, 4B024GA11
, 4B024HA17
, 4C084AA13
, 4C084BA44
, 4C084CA53
, 4C084DC50
, 4C084NA14
, 4C084ZA332
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BC83
, 4C087NA14
, 4C087ZA33
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (4件)
-
Neuron, 200604, Vol.50, pp.23-33
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J. Otomo, at al., Biochimica et Biophysica Acta, 1992, 1112, pp7-13
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J. Otomo, at al., Biochimica et Biophysica Acta, 1995, 1240, pp248-256
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