特許
J-GLOBAL ID:200903015730648670

2つの相異なるニッケルマットからの湿式製錬によるニッケル回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 香取 孝雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-508970
公開番号(公開出願番号):特表平11-510857
出願日: 1996年08月06日
公開日(公表日): 1999年09月21日
要約:
【要約】本発明は、乾式製錬で製造された2つのニッケルマットであって、そのうちの1つは著しい割合の鉄を含有するものから、1処理及びこれと同一の処理によってニッケルを回収する方法に関する。鉄含有のニッケルマットの浸出は、鉄含有量の少ないマットの浸出サイクルからの溶液を、鉄含有量の少ないマットの鉄が可溶性の形態である段階で、鉄含有量の多いマットの浸出に供給することにより、1工程で行われる。各マットの鉄は、好都合なことにジャロサイトとして沈殿し、鉄の豊富なマットの浸出で生成された溶液は、鉄含有量の少ないマットの浸出サイクルに戻される。
請求項(抜粋):
ニッケルおよび他の価値ある金属を回収し、相異なる量の鉄を含有する乾式製錬で製造された2つのニッケルマットから鉄を沈殿させる方法であって、鉄含有量の少ない製錬マットについて、少なくとも1つの大気圧浸出と、少なくとも1つの加圧浸出とにおいて、向流原理と、硫酸ニッケルおよび硫酸を含有する溶液とを適用することにより浸出を行い、この場合、製錬マットのニッケルは硫酸ニッケルとして溶解して前記第1の浸出工程から硫酸ニッケルを金属ニッケルに還元する処理工程に導かれ、製錬マットの鉄はさらなる浸出工程において可溶性の形態にされ、この溶液は、pHが少なくとも1に調節された、より鉄含有量の多いマットの浸出に導かれ、この場合、より鉄含有量の多いマットのニッケルは溶解し、両方のマット中に含有される鉄は沈殿核の存在下で1工程で沈殿し、より鉄含有量の多いマットの浸出から得られた溶液は、より鉄含有量の少ないマットの浸出サイクル、それもより早期の浸出工程に戻されることを特徴とするニッケルおよび他の価値ある金属の回収方法。
IPC (4件):
C22B 7/04 ,  C22B 3/04 ,  C22B 3/44 ,  C22B 23/02
FI (4件):
C22B 7/04 B ,  C22B 23/02 ,  C22B 3/00 A ,  C22B 3/00 Q
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭51-089896
  • 特開昭51-089814
  • 特開昭49-041216
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