特許
J-GLOBAL ID:200903015737767658

自動車用ブレーキ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-204964
公開番号(公開出願番号):特開平8-072683
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 ブレーキペダルを踏んだ脚を離しても、制動圧を一時的に保持してハンドブレーキの作用を代行できるようにする。【構成】 てこアーム(30)に固定した電磁石(61)に滑動可能に貫挿したなスライダー(62)にケーブル(64)の一端を固定し、他端を車両内部壁面(65)に固定する。ブレーキペダル(32)が踏まれない時は、ケーブルに引止められた該スライダーの底辺部(624)が該電磁石と所定間隔を保つ。ブレーキペダルを踏んで車両が停止した時は、制御回路(7)により電磁石が底辺部を吸着するようにして、ケーブル(64)がスライダー(62)を引止めていることと相俟って、ブレーキペダルが踏まれる前の位置に回復できずに一時的に制動の状態を保持する。アクセルペダル(81)を踏めば、電磁石の電力の供給が停止されスライダーに対する吸着が解除し、ブレーキペダルが踏まれる前の位置に復帰する。
請求項(抜粋):
鉄心(612)の軸心に沿った挿着孔(618)を備え、通電時に吸引磁力を生じる車両のブレーキ手段(3)のてこアーム(30)に固定された電磁石(61)と、ほぼ矢印形状であって、胴軸部(622)を上記挿着孔(618)に滑動可能に貫挿し、挿着孔(618)より伸出する胴軸部(622)の一端に設けた三角形状の矢印状頭部(623)の後側に、上記電磁石(61)の吸着部(617)に吸着される底辺部(624)を形成して滑動距離を制限すると共に、胴軸部(622)の他端に設けた案内端部(626)に、挿着孔(618)からの滑動離脱を防止するフランジ状の制止部(617)を設けたスライダー(62)とを備え、上記電磁石(61)が励磁されて底辺部(624)と吸着部(617)が密着している間、てこアーム(30)が制動位置に回動したままの状態を保持するように上記スライダー(62)を取付けたロックユニット(6)と、上記てこアーム(30)がブレーキペダル(32)を踏んでいない非制動位置にある時に、てこアーム(30)に押圧されてオフ状態にある第1のマイクロスイッチ(95)と、車両のアクセルペダル(81)に設けられ、該アクセルペダル(81)の作動を感知する第2のマイクロスイッチ(82)と、車速を検知する検知器(85)と、上記第1及び第2のマイクロスイッチ(95,82)、電磁石(61)及び検知器(85)に接続され、上記ブレーキペダル(32)を踏んで上記第1のマイクロスイッチ(95)がオン状態になり、かつ検知器(85)が車速がゼロであることを検知すると、信号を発生して電磁石(61)に電力を供給し、吸着部(617)を励磁して上記スライダー(62)の底辺部(624)を吸着させ、ブレーキペダル(32)を第1のマイクロスイッチ(95)が継続的にオン状態となるように保持させると共に、上記第2のマイクロスイッチ(82)がアクセルペダル(81)が踏まれたことを感知すると電磁石(61)への電力の供給を停止し、てこアーム(30)を非制動位置へ回動させ、第1のマイクロスイッチ(95)をオフ状態とさせる制御回路(7)とを備える自動車用ブレーキ。

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