特許
J-GLOBAL ID:200903015744187829

交差コイル型指示計器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-084152
公開番号(公開出願番号):特開平10-282151
出願日: 1997年04月02日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 交差コイル型指示計器1において、ヘアスプリングあるいは帰零用マグネット等の別部品を追加することなく帰零作用を持たせる。【解決手段】 交差コイル型指示計器1の軟磁性材からなる円筒状のシールドケース8には、この円筒形状の軸方向一端において開口する開口部8aが形成され、この開口部8aの開口縁部からはシールドケース8と一体成形されて外方に突出する板片状の凸部8bが設けられている。交差コイル2の電磁力が消滅している時には、ボビン3内の2極着磁された可動マグネット4から漏れだす磁束によって可動マグネット4の磁極と凸部8bとの間に磁気吸引力が発生し、指針6の帰零状態を保持する。
請求項(抜粋):
中空形状を有するボビン(3)と、前記ボビン(3)の外壁に交差して巻き付けられた一対の交差コイル(2)と、前記一対の交差コイル(2)に電磁力を発生させる交差コイル駆動手段(A)と、前記ボビン(3)内部に回動可能に配設されるとともに径方向に2極着磁された円板状のマグネットであって、前記交差コイル(2)の電磁力により回動する可動マグネット(4)と、前記可動マグネット(4)に連結されて前記可動マグネット(4)と一体に回動する回転軸(5)と、前記回転軸(5)に連結されて前記回転軸(5)と一体に回動し、前記回転軸(5)の回動に応じて指示表示を行う指針(6)と、前記ボビン(3)の外周に配設され軟磁性材からなり、前記可動マグネット(4)に対する外部磁界の影響を排除する円筒状のシールドケース(8)とを備える交差コイル型指示計器(1)において、前記シールドケース(8)には、前記円筒形状の軸方向一端において開口する開口部(8a)が形成され、前記開口部(8a)の開口縁部からは前記シールドケース(8)と一体成形されて外方に突出する凸部(8b)が設けられ、前記交差コイル(2)の電磁力が消滅している時に、前記可動マグネット(4)から漏れだす磁束によって発生する前記可動マグネット(4)の磁極と前記凸部(8b)との間の磁気吸引力により、前記指針(6)の帰零状態を保持することを特徴とする交差コイル型指示計器。

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