特許
J-GLOBAL ID:200903015752411029

内燃機関の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-006253
公開番号(公開出願番号):特開平5-288110
出願日: 1993年01月18日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【目的】前回燃焼サイクルと今回燃焼サイクルとの間でクランク軸の時間当たりの回転数が大きく変化した場合にも、電磁スピル弁等のアクチュエータの作動タイミング算出に際し、余り角度の時間換算を精度良く行う。【構成】制御装置は、クランク軸40、回転数センサ35、電磁スピル弁23、CPU等を備える。CPUは、ディーゼルエンジン2への燃料噴射を終了させる際の電磁スピル弁23の作動タイミングの算出に際し、エンジン回転パルスの1パルス分に満たない余り角度を求め、これを時間換算する。時間換算に際しCPUは、スピル開角度前の2つのパルス信号のパルス時間の偏差をクランク軸40の回転数の変化量として求め、その変化量に応じてスピル時パルス時間(予測パルス時間)を補正する。CPUは補正されたスピル時パルス時間に基づいて余り角度を時間換算する。
請求項(抜粋):
内燃機関に回転可能に設けられたクランク軸と、前記クランク軸の回転にともない所定の単位角度毎にパルス信号を発生し、同クランク軸の回転角であるクランク角度を検出するためのクランク角検出手段と、前記内燃機関での燃焼を予め定めたクランク角度毎に実行して燃焼サイクルを繰り返すべく、同内燃機関の燃料噴射量等の制御量を調整するためのアクチュエータと、前記内燃機関の作動状態を検出する作動状態検出手段と、前記作動状態検出手段による作動状態に応じた内燃機関の目標制御量を得るべく、前記アクチュエータを作動させる際のクランク角度を作動時クランク角度として求める作動時クランク角算出手段と、前記パルス信号の発生間隔である単位角度に基づき、前記クランク角検出手段による所定の基準クランク角度から前記作動時クランク角算出手段による作動時クランク角度までのパルス信号の数、及び1パルス分に満たない余り角度を算出する余り角度算出手段と、前記クランク角検出手段により検出されたパルス信号毎の所要時間をパルス時間として算出するパルス時間算出手段と、前記内燃機関の前回燃焼サイクルにおいて前記パルス時間算出手段により算出された作動時クランク角度近傍でのパルス時間と、今回燃焼サイクルにおいて作動時クランク角算出手段により算出された作動時クランク角度とに基づき、同作動時クランク角度を含むと予測される今回燃焼サイクルでの1つのパルス信号の所要時間を、予測パルス時間として算出する予測パルス時間算出手段と、前記余り角度算出手段による余り角度を、前記予測パルス時間算出手段による予測パルス時間を用いて時間換算する角度時間換算手段と、前記余り角度算出手段によるパルス信号の数、及び前記角度時間換算手段による余り角度の時間換算値から決定されるタイミングにて前記アクチュエータを作動させる制御手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、前記作動時クランク角算出手段による作動時クランク角度を含む少なくとも今回燃焼サイクル内であり、かつ、同作動時クランク角度前の2つのパルス信号を選択し、それらの選択されたパルス信号の前記パルス時間算出手段によるパルス時間の偏差を、クランク軸における時間当たりの回転数の変化量として求める回転数変化算出手段と、前記予測パルス時間算出手段による予測パルス時間を、前記回転数変化算出手段による回転数の変化量に応じて補正する予測パルス時間補正手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
IPC (3件):
F02D 41/40 ,  F02D 41/20 380 ,  F02D 45/00 362
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公平2-043024

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