特許
J-GLOBAL ID:200903015773767273

偏波無依存型光パルス分離回路および偏波無依存型光パルス多重回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 史旺
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-216232
公開番号(公開出願番号):特開平6-067053
出願日: 1992年08月13日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 偏光状態の安定化が困難な光ファイバ通信システムにおいて、変調された信号光を光カー効果を用いて時間軸上で分離または多重する全光型の偏波無依存型光パルス分離回路および偏波無依存型光パルス多重回路に関し、入力信号光の偏光状態に依存せずに全光型で安定かつ超高速に分離多重を可能にすることを目的とする。【構成】 光カー媒質の複屈折の主軸が互いに直交するような長さのほぼ等しい2本の媒質を縦続に接続した構造を有し、制御光の偏光成分が、光カー媒質の2つの直交する主軸方向で同じ強度になるように設定する。
請求項(抜粋):
時間分割多重された入力信号光と制御光とを合波する光合波手段と、前記制御光によって前記入力信号光に光位相シフトを誘起させる光カー媒質と、2つの入力ポートおよび前記光カー媒質を介してループ状に結合される2つの出力ポートを有し、前記入力信号光および制御光の合波光を一方の入力ポートに入力して入力信号光を1対1に2つの出力ポートに出力し、制御光を一方の出力ポートに出力し、前記光カー媒質を介して各出力ポートに再入力される信号光のうち前記制御光と時間的に重なる信号光とその他の信号光とを2つの入力ポートに分離して取り出す光結合器と、前記光結合器で分離された各出力信号光をそれぞれ入力信号光および制御光と分波して取り出す光分波手段とを備えた偏波無依存型光パルス分離回路において、前記光カー媒質は複屈折性を有し、その複屈折の主軸が互いに直交するような長さのほぼ等しい2本の媒質を縦続に接続した構造を有し、前記制御光の偏光成分が、前記光カー媒質の2つの直交する主軸方向で同じ強度になるように設定されたことを特徴とする偏波無依存型光パルス分離回路。

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