特許
J-GLOBAL ID:200903015808549193

油井管用ねじ継手の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-264181
公開番号(公開出願番号):特開2001-082644
出願日: 1999年09月17日
公開日(公表日): 2001年03月30日
要約:
【要約】【課題】 特願平10-193119号により提案した発明にかかる油井管用ねじ継手を現実に製造するために各部の寸法を設計することは、多大な労力を要する。【解決手段】 図2に示す油井管用ねじ継手の設計手順にしたがって、油井管用ねじ継手の各部寸法を設計し、製造する。
請求項(抜粋):
ねじ形状が概ね台形状のテーパねじから成る雄ねじを有するピン部と、ねじ形状が概ね台形状のテーパねじから成り、前記雄ねじ部に噛合する雌ねじを有するボックス部と、前記ピン部に設けられたメタルシール部形成用のねじ無し部と、前記ボックス部に設けられて前記メタルシール部形成用のねじ無し部に当接するメタルシール部形成用のねじ無し部とにより構成されたメタルシール部と、前記ピン部の先端に設けられたトルクショルダ部形成用のねじ無し部と、前記ボックス部に設けられて前記トルクショルダ部形成用のねじ無し部に当接するトルクショルダ部形成用のねじ無し部とにより構成されたトルクショルダ部とを備える油井管用ねじ継手を製造するに際して、下記第1工程から下記第5工程までを行うことにより、各部寸法を決定することを特徴とする油井管用ねじ継手の製造方法。第1工程:前記ピン部を有するパイプの管外径(OD)および管肉厚(t) を決定し、決定した管外径(OD)および管肉厚(t) に基づいて、ねじピッチ(P) を決定すること。第2工程:決定した管外径(OD)および管肉厚(t) に基づいて、前記ピン部と前記ボックス部との完全噛合ねじ長さ(L) の許容範囲を仮決定し、仮決定した完全噛合ねじ長さ(L) の許容範囲に基づいて前記完全噛合ねじ長さ(L) を仮決定し、決定した前記管外径(OD)および前記管肉厚(t) と、仮決定した前記完全噛合ねじ長さ(L) と、仮決定したピン部リップ外径(DB)とに基づいて、ねじテーパ(Tt)および前記完全噛合ねじ長さ(L) を仮決定すること。第3工程:決定した管外径(OD)および管肉厚(t) に基づいて、前記ピン部のリップ内径(D2)を決定し、決定した前記ピン部のリップ内径(D2)に基づいて前記ボックス部の内径(D1)を決定し、決定した管外径(OD)および管肉厚(t) に基づいて、リップ厚比(X) を仮決定し、仮決定したリップ厚比(X) に基づいて、前記ピン部のリップ厚(lt)およびピン部リップ外径(DB)を仮決定して、仮決定した前記ピン部のリップ厚(lt)およびピン部リップ外径(DB)に基づいて、ピン部リップ外径(DB)を仮決定するとともに、リップ長さ(l) 、ピン部シール長さ(Sp)、シールテーパ(Ts)、ショルダー角度 (θ1 ) および前記リップ厚比(X) を、関数f>1.2 となるように仮決定し、前記関数fと前記ピン部のリップ内径(D2)とに基づいて、リップ長さ(l) 、ピン部シール長さ(Sp)、シールテーパ(Ts)、ショルダー角度 (θ1 ) および前記リップ厚比(X) からなるピンリップ形状を決定し、決定した該ピンリップ形状に基づいて、(i)ピン部シール先端R(R2)を決定し、該ピン部シール先端R(R2)に基づいてボックス部シール先端R(R3)を決定し、(ii) ピン部シール部R(R1)を決定し、(iii)リップ部先端径(Papex) を決定し、該リップ部先端径(Papex) に基づいてボックス部シール先端径(Bapex) を決定し、(iv) ピン部ねじ切りはじめベベル部角度 (θ2 ) およびピン部内面削成角度 (θ3 ) を決定し、(iv) 前記ピン部のリップ厚(lt)およびピン部リップ外径(DB)を決定して、該リップ厚(lt)およびピン部リップ外径(DB)に基づいて、ボックス部ねじ平行部径(DA)を決定するとともに、ねじテーパ(Tt)および前記完全噛合ねじ長さ(L) を決定し、該ねじテーパ(Tt)および前記完全噛合ねじ長さ(L) に基づいて、ボックス部ピッチ径位置(LBt) を決定し、(v)ボックス部シール長さ(SB ) を決定すること。第4工程:決定した管外径(OD)および管肉厚(t) に基づいて、ねじ噛合高さ(h) を決定し、該ねじ噛合高さ(h) に基づいてピッチ径(Dp)を決定し、該ピッチ径(Dp)に基づいて、(i)ボックス部外径(W) およびピン部ピッチ径位置(LPt) を決定し、(ii) ねじ干渉量(It)を決定し、(iii)ボックス部ショルダ深さ(LB)およびボックス部ショルダ長さ(IRes)を決定し、該ボックス部ショルダ深さ(LB)およびボックス部ショルダ長さ(IRes)に基づいてボックス部全長(NL)を決定すること。第5工程:ロード面角度 (α) 、スタブ面角度 (β) 、スタビング面隙間 (δ) およびねじ山頂部隙間 (γ) を決定すること。
Fターム (1件):
3H013JA04

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