特許
J-GLOBAL ID:200903015809220918

ヒト型キメラ抗体の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-249118
公開番号(公開出願番号):特開平5-304989
出願日: 1992年09月18日
公開日(公表日): 1993年11月19日
要約:
【要約】【目的】 マウス抗体可変領域のアミノ酸配列が全く変化しないヒト型キメラ抗体の製造方法を提供する。【構成】 ヒト抗体重鎖定常領域をコードするcDNAを挿入したカセットベクターにヒト以外の動物の抗体の重鎖可変領域をコードするcDNAを、ヒト抗体軽鎖定常領域をコードするcDNAを挿入したカセットベクターにヒト以外の動物の抗体の軽鎖可変領域をコードするcDNAを、ヒト抗体の定常領域の5'末端側の塩基配列とヒト以外の動物の抗体の可変領域の3'末端側の塩基配列とからなり制限酵素部位を両端に有する合成DNAを用いてそれぞれ挿入し、これらのカセットベクターを動物培養細胞に導入し、該動物培養細胞を培地中に培養し、培養物中にヒト型キメラ抗体を生成蓄積させ、該培養物からヒト型キメラ抗体を採取する。
請求項(抜粋):
(1) ?@ヒト抗体重鎖定常領域をコードするcDNAを動物細胞用発現ベクターに挿入することによりカセットベクターを構築し、該カセットベクターにヒト以外の動物の抗体の重鎖可変領域をコードするcDNAを挿入するためのクローニングサイトを設け、?Aヒト以外の動物の抗体の重鎖可変領域をコードするcDNAを制限酵素を用いて切り出し、?B得られたヒト以外の動物の抗体の重鎖可変領域をコードするcDNAを、ヒト抗体重鎖定常領域の5'末端側の塩基配列とヒト以外の動物の抗体の重鎖可変領域の3'末端側の塩基配列とからなり、制限酵素部位を両端に有する合成DNAを用いて該カセットベクターに挿入することにより、該合成DNAを介してヒト抗体重鎖定常領域をコードするcDNAとヒト以外の動物の抗体の重鎖可変領域をコードするcDNAとが結合挿入されたヒト型キメラ抗体重鎖発現ベクターを構築し、(2) ?@ヒト抗体軽鎖定常領域をコードするcDNAを動物細胞用発現ベクターに挿入することによりカセットベクターを構築し、該カセットベクターにヒト以外の動物の抗体の軽鎖可変領域をコードするcDNAを挿入するためのクローニングサイトを設け、?Aヒト以外の動物の抗体の軽鎖可変領域をコードするcDNAを制限酵素を用いて切り出し、?B得られたヒト以外の動物の抗体の軽鎖可変領域をコードするcDNAを、ヒト抗体軽鎖定常領域の5'末端側の塩基配列とヒト以外の動物の抗体の軽鎖可変領域の3'末端側の塩基配列とからなり、制限酵素部位を両端に有する合成DNAを用いて該カセットベクターに挿入することにより、該合成DNAを介してヒト抗体軽鎖定常領域をコードするcDNAとヒト以外の動物の抗体の軽鎖可変領域をコードするcDNAとが結合挿入されたヒト型キメラ抗体軽鎖発現ベクターを構築し、(3) ?@これらの発現ベクターを動物培養細胞に導入し、?A該動物培養細胞を培地中に培養し、培養物中にヒト型キメラ抗体を生成蓄積させ、該培養物からヒト型キメラ抗体を採取することを特徴とするヒト型キメラ抗体の製造法。
IPC (10件):
C12P 21/08 ,  A61K 35/78 ADU ,  C12N 5/10 ,  C12N 15/13 ,  C12N 15/62 ,  C07K 7/06 ZNA ,  C07K 7/08 ,  C07K 13/00 ,  C12R 1:91 ,  C07K 99:00
FI (2件):
C12N 5/00 B ,  C12N 15/00 A
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-047500
  • 特開昭63-036796
  • 特開昭64-085930

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