特許
J-GLOBAL ID:200903015809976168

異方性希土類ボンド磁石およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-075959
公開番号(公開出願番号):特開平7-283058
出願日: 1994年04月14日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、Sm2 Fe17N3 系異方性希土類ボンド磁石の製造工程における、窒化前のSm2 Fe17粉の高純度化を目的としたものであり、これにより高特性なボンド磁石の製造を可能ならしめるものである。【構成】 本発明は、20〜30重量%Sm(bal.Fe)の溶体化インゴットを水素雰囲気中で熱処理することにより粉砕し、この粉砕粉を分級し32〜425μmの粉砕粉を選別し、この高純度化されたSm2 Fe17粉を用いて窒化することにより純度の高いSm2 Fe17N3 を得、微粉砕後バインダーを添加し磁場成形により、約20MGOeの(BH)maxをもつ高特性ボンド磁石の製造を可能ならしめる。【効果】 磁気的特性の均一性が高く、寸法精度が良く、さらに低コストで高特性の異方性希土類ボンド磁石およびその製造方法を提供することができ、これまで使われていた燒結磁石に対する置き換えが可能となり効果は大きい。
請求項(抜粋):
Sm20〜30(重量%)、Fe70〜80(重量%)からなるSm-Fe合金を溶解鋳造後、溶体化する工程と、続いて、水素雰囲気中で200ないし350°Cの熱処理を行うことにより、自然粉砕した後、合金粉中に固溶している水素を除去するために真空中で熱処理を行う工程と、前記熱処理により粉砕された粉砕粉を粒径別に粗大粉、中間粉、微粉に分別して、粗大粉、微粉を除去して中間粉を採取する工程と、前記分別採取した中間粉を窒化する工程と、前工程で窒化した合金粉を微粉砕し、バインダーを混合した後、磁場成形を行い、最後に、バインダーを硬化させる工程からなる異方性希土類ボンド磁石の製造方法。
IPC (3件):
H01F 41/02 ,  B22F 1/00 ,  H01F 1/08

前のページに戻る