特許
J-GLOBAL ID:200903015848018131

溶液内の所定の化学試料を検出するセンサ及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-530399
公開番号(公開出願番号):特表平10-504100
出願日: 1995年05月19日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】センサの表面と溶液の相互作用に関係付けられたセンサ質量の変化を測定するための化学センサは、結晶検出器発振器の共振周波数に基づいて測定信号を発生することができる結晶検出器発振器を備えている。結晶検出器発振器は、溶液と接触する第1の結晶側と、溶液と接触しないように分離されている第2の結晶側とを有している。第1の電極は第1の結晶側と一体であって内縁及び外縁を有しており、外縁の外側に第1の結晶側の外側部分を、また内縁の内側に第1の結晶側の内側部分を限定している。第2の電極は第2の結晶側と一体である。センサは、第1の結晶側の活性結晶サイト上に所定の試料に特定の、抗体のような相補材料を吸着させ、次いで第1の結晶側を試料を含む溶液に接触させて所定の試料の分子が相補材料を吸着させた活性結晶サイト上に吸着されるようにすることによって、溶液内の所定の試料の濃度を検出するために使用することができる。相補材料を吸着したセンサの測定された共振周波数と、相補材料プラス試料を吸着したセンサの測定された共振周波数との差は、溶液内の所定の試料の濃度を表し、該濃度に相関させることができる。センサは、その第1の結晶側に付着させた被膜の劣化に関係付けられたセンサ質量の変化を測定するのにも使用することができる。本発明の装置は、結晶検出器発振器の共振周波数を検出して結晶検出器発振器の共振周波数を表す検出器出力信号を発生する検出手段に機能的に結合されている化学センサを備えている。装置は、センサ検出手段に機能的に結合され検出器出力信号を表示する表示手段を更に備えることができる。
請求項(抜粋):
センサと溶液との相互作用に関係付けられたセンサ質量の変化を測定するようになっている化学センサであって、 (a)上記溶液と接触する第1の結晶側及び上記溶液と接触しないように分離されている第2の結晶側を有し、検出器発振器の共振周波数に基づいて測定信号を発生することができる結晶検出器発振器と、 (b)上記第1の結晶側と一体であって内縁及び外縁を有し、上記外縁の外側に上記第1の結晶側の外側部分を、また上記内縁の内側に上記第1の結晶側の内側部分を限定している第1の電極と、 (c)上記第2の結晶側と一体の第2の電極と、を備えていることを特徴とする化学センサ。
IPC (2件):
G01N 5/02 ,  G01N 33/543 593
FI (2件):
G01N 5/02 A ,  G01N 33/543 593

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