特許
J-GLOBAL ID:200903015858582590

新規のベンゾピラン化合物、その製造法、およびそれらを含む製薬組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-223047
公開番号(公開出願番号):特開平6-192248
出願日: 1993年09月08日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 下記式(II)の化合物をエステル化、ハロゲン化、アミノ化、ケン化、エーテル化することによって下記式(I)の化合物を得る。〔式中、R1,R2,R3,R4,R6及びR7は水素又は低級アルキル基、R5は水素、低級アルキル基、低級アシル基など、R8及びR9はそれらが結合している窒素と一緒になりピペラジンなどを形成するか、互いに独立に水素、低級アルキル基などを示す〕【効果】 上記化合物は、中枢または末梢の虚血性障害、炎症性疾患、慢性関節リウマチ、代謝障害、アテローム、動脈硬化、呼吸器系の疾患、喘息、気腫、免疫系に由来する疾患、全身性エリテマトーデス、アレルギー反応、大脳または皮膚の老化の治療または予防、並びに外科的損傷による障害の予防および治療に用いることができる。
請求項(抜粋):
式(I)【化1】(式中、nは、0または1の整数であり、R1 、R2 、R3 、R4 、R6 、およびR7 は、同一であるかまたは異なるものであり、それぞれ互いに独立に水素原子または低級アルキル基Ra -を表し、Ra は1〜8個の炭素原子を有する線形または分枝したアルキル基であり、R5 は、- 水素原子、- 低級アルキル基Ra -、- 低級アシル基Ra -CO-、- Ra -O-Rb -の形態のアルコキシアルキル基、- Ra -O-CO-の形態のアルコキシカルボニル基、- Ra -O-CO-Rb -の形態のアルコキシカルボニルアルキル基、- HOOC-Ra -の形態のカルボキシアルキル基、[但し、Ra およびRb は、同一であるかまたは異なるものであり、それぞれ互いに独立に1〜8個の炭素原子を有する線形または分枝したアルキル基]であり、R8 およびR9 は、- それらが結合している窒素原子と一緒になって、・ピペラジン、・置換ピペラジン、・ピペリジン、・置換ピペリジン、・ピロリジン、・置換ピロリジン、・モルホリン、・1個以上のアルキル基で置換されたモルホリン、・テトラヒドロピリジン、・チオモルホリン、・5〜12個の構成員を有するアザスピラン、・1個以上のアルキル基またはオキソ基で置換された、5〜12個の構成員を有するアザスピラン、・7〜12個の構成員を有し、所望により酸素、硫黄および窒素から選択される1〜2個の追加のヘテロ原子をその骨格に含む単環式または二環式のアザシクロアルキル、・7〜12個の構成員を有し、1個以上のアルキル基またはオキソ基で置換され、所望により酸素、硫黄および窒素から選択される1〜2個の追加のヘテロ原子を含む単環式または二環式のアザシクロアルキル、・基-NH-(CH2 )k -NH2 (但し、kは2、3または4の整数)、および・置換された-NH-(CH2 )k -NH2 (但し、kは前記に定義された通りである)、から選択される基を形成し、前記のピペラジン、ピペリジン、ピロリジンおよび-NH-(CH2 )k -NH2 のような基に関する「置換された」という用語は、これらの基が1個以上のハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、R10基または基【化2】[式中、R10は、・アルキル、・アルコキシ、・アルケニル、・-(CH2 )n-R11または【化3】(式中、nは0または1〜5の整数であり、R11はフェニル、ベンズヒドリル、1,1-ジフェニルメチルインデニル、チエニル、ピロリル、ピロリジニル、フリル、ピリミジニル、ピリジル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ナフチル、キノリル、イソキノリル、シクロアルキルおよびジシクロアルキルメチルから選択される基であり、「シクロアルキル」という用語は3〜12個の構成員を有する単環または二環性基を表す)から選択され、基R10は、ハロゲン、トリフルオロメチル、オキソ、カルボキシル、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アセチルおよびピロリジニルから選択される1個以上の基で、それ自身を置換することができる]によって置換できることを意味するものと理解され、または- R8 およびR9 は、同一であるかまたは異なるものであり、それぞれ互いに独立に、・水素原子、・低級アルキル基Ra -または置換された低級アルキル基Ra -、・低級アルケニル基または置換された低級アルケニル基(アルケニル基は2〜8個の炭素原子を有する線形または分枝した不飽和炭化水素である)、・基A-(CH2 )m -または置換された基A-(CH2 )m -(但し、mは0、1または2の整数であり、Aはp個の炭素原子を有するシクロアルキル基であり、pは3〜7の整数である)、・Ra -O-Rb -の形態のアルコキシアルキル基、または、Ra -O-Rb -の形態の置換されたアルコキシアルキル基(但し、Ra およびRb は同一であるかまたは異なるものであり、1〜8個の炭素原子を有する線形または分枝した低級アルキル基である)、・Ra -O-CO-Rb -の形態のアルコキシカルボニルアルキル基またはRa -O-CO-Rb -の形態の置換されたアルコキシカルボニルアルキル基(Ra およびRb は前記に定義したとおりである)、・基B-(CH2 )q -または置換された基B-(CH2 )q -(但し、qは、0、1、2または3の整数であり、Bはナフタレン、1,3-ジオキサン、ピランまたはベンゾピラン基である)、・基E-(CH2 )q -または置換された基E-(CH2 )q -(但し、qは前記に定義したとおりであり、Eは前記に定義したとおりの置換または未置換のアザスピランまたはアザシクロアルキル基である)、・フェニル-(CH2 )q -基または置換されたフェニル-(CH2 )q -基(但し、qは前記に定義したとおりである)、・ヘテロアリール-(CH2 )q -基または置換されたヘテロアリール-(CH2 )q -基(但し、qは前記に定義したとおりであり、ヘテロアリールは、フラン、キノリン、イソキノリン、ピリジン、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、ナフチリジン、ベンゾフラン、β-カルボリンまたはγ-カルボリンから選択される)、・未置換の、または1〜6個の炭素原子を有する線形または分枝したアルキル基の1個以上によって置換された、グアニジノまたはアミジノ基、または・下記の基D1 〜D4【化4】の1個、を表し、この一般式(I)の記載の際に、前記に定義した、低級アルキルRa -、低級アルケニル、A-(CH2 )m -、アルコキシアルキルRa -O-Rb -、アルコキシカルボニルアルキルRa -O-CO-Rb -、B-(CH2 )q -、フェニル-(CH2 )q -、ヘテロアリール-(CH2 )q -の基に関する「置換された」という用語は、特に断らない限り、これらの基が1個以上の、同一または異なる基によって置換することができ、それぞれ互いに独立に、低級アルキル基Rc -、低級アルコキシRc -O-、低級アシルRc -CO-、トリフルオロメチル、カルボキシル、ヒドロキシル、オキソ、グアニジノ、アミジノ、またはハロゲン原子、(但し、Rc は1〜6個の炭素原子を有する線形または分枝したアルキル基)を表すことを意味するものと理解される)を有する化合物、純粋な形態または混合物の形態でのその光学異性体、並びに、適宜製薬上許容可能な酸または塩基とのその付加塩。
IPC (12件):
C07D311/70 ,  A61K 31/35 ABN ,  A61K 31/40 ABE ,  A61K 31/435 ADD ,  A61K 31/495 ABX ,  A61K 31/535 ACD ,  A61K 31/54 ABF ,  C07D311/72 101 ,  C07D311/72 102 ,  C07D405/06 ,  C07D413/06 ,  C07D417/06
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-215778
  • 特開昭59-219277
  • 特開平2-204483
全件表示

前のページに戻る