特許
J-GLOBAL ID:200903015889270511

試験動物における心室性不整脈を誘導するための方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外10名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-616860
公開番号(公開出願番号):特表2002-543812
出願日: 2000年05月05日
公開日(公表日): 2002年12月24日
要約:
【要約】心臓不整脈、特に突然心臓死を導く型の心室性不整脈発生の可能性を増加させる方法が開示される。本発明の方法は、被験動物の心臓にAVブロックを作成する工程、被験動物の心臓に心筋梗塞を誘導する工程、及び、被験動物の心筋過剰神経支配を刺激する工程を含んでいる。明細書に記載される特定の例において、AVブロックは、切除用カテーテルを使用して心臓のAV結節を切除することにより作成される。心筋梗塞は、冠状動脈の左前下行部分を結紮することにより誘導される。心筋過剰神経支配は、神経成長因子又その他の神経栄養性ベクターを左星状神経節に適用することにより刺激される。被験動物は成体のイヌである。被験動物である成体のイヌの心臓内にAVブロック及び心筋梗塞を作成し、次いで、被験動物の左星状神経節内の神経成長を刺激することにより、心室性不整脈に起因する突然心臓死の可能性が増加することを見出した。被験動物の突然心臓死は、以前に心筋梗塞に付されたヒトの患者で突然心臓死が起こる状況と非常に似た態様で起こると考えられる。したがって、本発明の方法は、突然心臓死が発生する前の心臓内の状態に関連するデータの収集及び突然心臓死の予防を企図する治療法の開発及び試験を促進する。
請求項(抜粋):
動物試験体の心臓における不整脈の発生する可能性を増大する方法であって、以下の工程、(1) 前記試験体の心臓において、AVブロックを形成する工程、(2) 前記試験体の心臓において、心筋梗塞を誘導する工程、(3) 高度神経支配が不整脈の可能性を増大するのに効果的である、試験体の心筋の部分を選択する工程、及び(4) 前記試験体の心筋の選択された部分における高度神経支配を刺激する工程、を有することを特徴とする方法。
IPC (3件):
A01K 67/00 ,  A61B 5/0402 ,  A61N 1/362
FI (3件):
A01K 67/00 D ,  A61N 1/362 ,  A61B 5/04 310 M
Fターム (8件):
4C027AA02 ,  4C027BB05 ,  4C027JJ03 ,  4C027KK03 ,  4C053JJ01 ,  4C053JJ23 ,  4C053KK02 ,  4C053KK07

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