特許
J-GLOBAL ID:200903015948367532

密度測定装置および密度測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾股 行雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-334384
公開番号(公開出願番号):特開2001-153779
出願日: 1999年11月25日
公開日(公表日): 2001年06月08日
要約:
【要約】【課題】 複雑な形状のフェライト成形体などの多孔質の物体の密度を測定する際に、その測定を簡便に精度よく行う。【解決手段】 多孔質の被測定物10の重量W1を空気中で測定し(図3(a))、被測定物10を液体17中に保持してその重量W2を2回以上測定する(図3(b))。これらの重量データに基づき、多項式フィッティング法によって被測定物10の液体17中での初期推定重量W3を求める。被測定物10の空気中での重量W1から液体17中での初期推定重量W3を減じて被測定物10の液体17中の初期の浮力B(=W1-W3)を計算する。浮力Bを液体17の比重D1で除して被測定物10の体積V(=B/D1)を算出し、被測定物10の空気中での重量W1をこの体積Vで除して被測定物10の密度D2(=W1/V)を計算する。
請求項(抜粋):
多孔質の被測定物(10、20、30)の空気中での重量(W1)を測定する第1の重量測定部(3)を有し、前記被測定物の液体(17、27、37)中での重量(W2)を経時的に測定する第2の重量測定部(3)を設け、前記液体の比重(D1)を記憶するメモリ(7)を設け、第2の重量測定部が測定した複数個の重量データに基づいて前記被測定物の液体中での初期推定重量(W3)を求める第1の演算部(5)を設け、第1の重量測定部が測定した前記被測定物の空気中での重量と第1の演算部が求めた前記被測定物の液体中での初期推定重量との差を前記メモリに記憶された前記液体の比重で除して当該被測定物の体積(V)を計算する第2の演算部(5)を設け、第1の重量測定部が測定した前記被測定物の空気中での重量を第2の演算部が計算した前記被測定物の体積で除して当該被測定物の密度(D2)を計算する第3の演算部(5)を設け、第3の演算部が計算した前記被測定物の密度を表示する表示部(9)を設けたことを特徴とする密度測定装置。

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