特許
J-GLOBAL ID:200903015968396040

車両の運動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-249416
公開番号(公開出願番号):特開平11-070869
出願日: 1997年08月28日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ液圧制御装置を備えた車両の運動制御装置において、マスタシリンダに対する負荷を監視し、適切に液圧制御を行なう。【解決手段】 液圧ポンプHPによってマスタシリンダMCのブレーキ液をモジュレータMDを介してホイールシリンダWfrに吐出すると共に、ホイールシリンダのブレーキ液をモジュレータを介してリザーバRSに貯蔵するブレーキ液圧制御装置BCを備え、リザーバと液圧ポンプの吸込側との間に逆止弁CVを介装する。更に、常開の第1の開閉弁SCと常閉の第2の開閉弁SIを設け、第1の開閉弁に並列にリリーフ弁RVを設ける。そして、ペダル操作量検出手段SDが検出したブレーキペダルBPの操作量が所定の操作量以下であるときに、戻し液量推定手段RFが推定したマスタシリンダへのブレーキ液の戻し量の累積値が所定値以上となると、警報手段WAによって警報を行なう。
請求項(抜粋):
車両の前方及び後方の各車輪に対し少くともブレーキペダルの操作に応じて制動力を付与するブレーキ液圧制御装置と、前記車両の運動状態を判定する車両状態判定手段と、前記ブレーキペダルの操作の有無には無関係に前記車両状態判定手段の判定結果に基づき前記ブレーキ液圧制御装置を制御し、前記車両の各車輪に制動力を付与する運動制御手段とを備えた車両の運動制御装置において、前記ブレーキ液圧制御装置が、前記車両の各車輪に装着し制動力を付与するホイールシリンダと、前記ブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液を昇圧しマスタシリンダ液圧を出力するマスタシリンダと、該マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に介装し前記運動制御手段の出力に応じて前記ホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するモジュレータと、該モジュレータを介して前記ホイールシリンダに対し昇圧したブレーキ液を吐出する液圧ポンプと、前記モジュレータを介して前記ホイールシリンダから排出したブレーキ液を貯蔵するリザーバと、前記マスタシリンダと前記モジュレータとを連通接続する液圧路を開閉する常開の第1の開閉弁と、前記マスタシリンダと前記液圧ポンプの吸込側とを連通接続する液圧路を開閉する常閉の第2の開閉弁と、前記第1の開閉弁に対して並列に設け、前記マスタシリンダから前記モジュレータ方向のブレーキ液の流れを制限し、前記モジュレータ側のブレーキ液圧が前記マスタシリンダ側のブレーキ液圧に対し所定の差圧以上となったときに前記マスタシリンダ方向へのブレーキ液の流れを許容するリリーフ弁と、前記モジュレータを前記リザーバに連通接続する接続点と前記第2の開閉弁を前記液圧ポンプの吸込側に連通接続する接続点との間に介装し、前記液圧ポンプ方向へのブレーキ液の流れを許容し逆方向の流れを制限する逆止弁とを備えて成り、前記ブレーキペダルの操作量を検出するペダル操作量検出手段と、前記液圧ポンプから前記マスタシリンダへのブレーキ液の戻し量を推定する戻し液量推定手段と、前記ブレーキペダルの操作時に前記ペダル操作量検出手段が検出した前記ブレーキペダルの操作量が所定の操作量以下であるときに、前記戻し液量推定手段が推定した前記マスタシリンダへのブレーキ液の戻し量の累積値が所定値以上となると警報を行なう警報手段を具備したことを特徴とする車両の運動制御装置。
IPC (3件):
B60T 8/48 ,  B60T 8/24 ,  B60T 8/58
FI (3件):
B60T 8/48 ,  B60T 8/24 ,  B60T 8/58 A

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