特許
J-GLOBAL ID:200903015983626524

伝熱管の余寿命評価装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯田 昭夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-284021
公開番号(公開出願番号):特開2001-108669
出願日: 1999年10月05日
公開日(公表日): 2001年04月20日
要約:
【要約】【課題】伝熱管の余寿命を正確に算出することができ、多数の伝熱管の余寿命を的確且つ迅速に把握することができる伝熱管の余寿命評価装置を提供する。【解決手段】超音波発振計測装置1によって、伝熱管3の外周面から超音波を入射しその反射波を計測することより、伝熱管3のスケール厚さと管肉厚を計測する。演算処理装置5は、予め実機の伝熱管について測定されたスケール厚さとクリープ破断強度データを記憶し、計測したメタル温度、スケール厚さ、及び運転時間のデータから求めた水蒸気酸化速度定数の関係式を記憶する。演算処理装置5は、内圧応力とスケール厚さのデータから求めた演算式とメタル温度から管の残存寿命時間を算出し、単位運転時間経過毎に、内圧応力、残存寿命時間、及び寿命消費率を算出し、その累積寿命消費率に基づき算出した単位運転時間の累積値が伝熱管の余寿命時間となる。
請求項(抜粋):
伝熱管の外周面から超音波を入射しその反射波を計測することにより該伝熱管のスケール厚さと管肉厚を計測するスケール厚さ・管肉厚測定手段と、前記スケール厚さ・管肉厚測定手段で計測された管肉厚、伝熱管の内圧、及び管外径から内圧応力を算出する応力算出手段と、予め実機の伝熱管において計測したメタル温度、スケール厚さ、及び運転時間のデータから水蒸気酸化速度定数の関係式を求めて記憶し、該関係式と評価しようとする伝熱管の運転時間とスケール厚さから該伝熱管のメタル温度を算出するメタル温度算出手段と、予め実機の伝熱管について計測したスケール厚さとクリープ破断強度を、該伝熱管の内圧応力に対応したスケール厚さ別のクリープ破断強度データとして記憶する記憶手段と、前記計測されたスケール厚さと該記憶手段に書き込まれたスケール厚さ別クリープ破断強度データと内圧応力を用いてクリープ破断強度を算出するクリープ破断強度算出手段と、該クリープ破断強度算出手段が算出したクリープ破断強度と前記メタル温度算出手段で算出したメタル温度とを用いて伝熱管の残存寿命時間を算出する残存寿命時間算出手段と、伝熱管の運転時間の経過と管肉厚の減少から減肉率を求め、単位運転時間毎に該減肉率に応じて減少する管肉厚の内圧応力を算出し、該内圧応力と前記残存寿命時間算出手段を使用して減肉時の残存寿命時間を算出し、単位運転時間に対する寿命消費率を算出すると共に、該寿命消費率を累積して累積寿命消費率を算出し、該累積寿命消費率が1を越えた時の単位運転時間の累積値を伝熱管の余寿命時間とする余寿命算出手段と、を備えたことを特徴とする伝熱管の余寿命評価装置。
IPC (3件):
G01N 33/20 ,  G01M 19/00 ,  G01N 29/10 502
FI (3件):
G01N 33/20 N ,  G01M 19/00 Z ,  G01N 29/10 502
Fターム (27件):
2G024AD12 ,  2G024AD38 ,  2G024BA01 ,  2G024BA12 ,  2G024BA13 ,  2G024BA30 ,  2G024CA02 ,  2G024CA30 ,  2G024EA09 ,  2G024EA20 ,  2G024FA02 ,  2G024FA15 ,  2G047AA07 ,  2G047AB01 ,  2G047AC02 ,  2G047BC11 ,  2G047BC18 ,  2G047GG19 ,  2G047GG36 ,  2G055AA03 ,  2G055AA12 ,  2G055BA09 ,  2G055BA11 ,  2G055BA14 ,  2G055BA20 ,  2G055EA08 ,  2G055FA08

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