特許
J-GLOBAL ID:200903016005958945

仮想計算機システムのアドレス変換バッファ制御方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-279654
公開番号(公開出願番号):特開平7-134658
出願日: 1993年11月09日
公開日(公表日): 1995年05月23日
要約:
【要約】【目的】 TLBをパージする命令の実行を、複数の仮想計算機IDを持つTLBエントリに対して同時に選択的に行い、システムの性能を向上させる。【構成】 本発明は、複数のVMの持つVMIDに従属関係を持たせ、VMの発行するアドレス変換バッファのパージを伴う命令の実行に当たり、複数のVMの持つ複数のVMIDの内、パージの対象となったVMIDとこのVMIDに従属するVMIDとを持つアドレス変換バッファエントリを同時に、かつ、選択的にパージする機能を備えて構成される。すなわち、レベル2OSが発行したTLBをパージするPTLB命令を、レベル2OS上で直接実行させている。これにより、PTLB命令に起因するインターセプション処理等のレベル1OSによる操作に要する処理時間、すなわち、そのオーバヘッドを除去することができる。
請求項(抜粋):
アドレス変換機能を備える中央処理装置と、主記憶装置と、仮想計算機IDエントリを備えるアドレス変換バッファ及び1つまたはそれ以上の仮想計算機の個々の仮想計算機を識別するために割り当てられる仮想計算機IDを格納するレジスタを備えるアドレス変換機能とを備えて構成される情報処理システム上に構築される仮想計算機システムにおいて、前記個々の仮想計算機を識別する仮想計算機IDの割り当てを、それぞれの仮想計算機上で動作するオペレーティングシステムの連携関係を反映した値として行い、前記中央処理装置上で走行する仮想計算機が発行するアドレス変換バッファのパージを伴う命令の実行に当たり、前記仮想計算機の持つ仮想計算機IDと一致する仮想計算機IDエントリを持つアドレス変換バッファエントリを選択的にパージすると共に、前記仮想計算機の持つ仮想計算機IDと連携関係にある1つまたはそれ以上の他の仮想計算機の持つ仮想計算機IDエントリを持つアドレス変換バッファエントリをも同時にパージすることを特徴とする仮想計算機システムのアドレス変換バッファ制御方式。
IPC (2件):
G06F 9/46 350 ,  G06F 12/10

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