特許
J-GLOBAL ID:200903016016766983

非反転爪調節ラッチ機構を有するシートアッセンブリ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-089793
公開番号(公開出願番号):特開平6-048230
出願日: 1993年04月16日
公開日(公表日): 1994年02月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 爪歯とロック孔との間にバックラッシュのない車両シート用ラッチ機構を提供する。【構成】 非反転爪調節ラッチ機構を有するシートアッセンブリ10であって、ラッチプレート24のロック孔26へ挿入される複数の歯23を有する爪22が設けられている。この爪22の一部にはラッチプレート24のロック孔26に対して傾斜しているエッヂ面33を有する歯28が設けられている。歯28をロック孔26にくさび係合させると、ラッチ機構のバックラッシュが解消される。爪22はラッチプレート24のロック孔26に平行なエッヂ面34を有するロック歯30も備えている。このロック歯30がラッチプレート24のロック孔26のエッヂ27,29と接触すると、シートアッセンブリ10に前後方向の荷重が作用しても爪22がラッチプレート24から外れることはない。
請求項(抜粋):
下部シートクッションと該シートクッションから上方に延びるシートバック(背もたれ部)とを有する車両シートアッセンブリであって、該シートアッセンブリが該シートアッセンブリを車両に取付けるための固定レールを有し、該シートアッセンブリが該固定レールに移動自在に取付けられるスライドレールを有し、該スライドレールによって上記固定レールに対して前方及び後方に動くことができ、これにより上記シートクッションとシートバックとが上記車両間で移動可能となり、該シートアッセンブリが上記スライドレールを上記固定レールに対して所定の位置にロックするラッチ手段を有し、該ラッチ手段が上記スライドレールを選択的に解放して上記スライドレールの運動を可能にするための手段であり、上記ラッチ手段が上記固定レールもしくはスライドレールの一方に取付けられる長いラッチプレートを有し、該ラッチプレートが前後方向に直線状に配された複数のロック孔を有し、該ラッチプレートの複数のロック孔が上記ラッチプレートの面に垂直な方向に配列されており、各ロック孔がフロントエッヂとリアエッヂを有し、上記ラッチ手段がさらに爪を有し、該爪が少なくとも2つの歯を有し、該歯がフロントエッヂ面とリアエッヂ面と上記固定レールもしくはスライドレールの他方に取付けられる歯末部とを有し、上記ラッチプレートと爪とがラッチング位置と解放位置との間でお互いに対して相対運動できるように取付けられており、該ラッチング位置とは上記歯が上記ロック孔に挿入されて上記スライドレールを所定位置にロックする位置であり、該解放位置とは上記歯が上記ロック孔から外れて上記スライドレールを運動可能にする位置であり、上記歯が上記歯を上記ロック孔の少なくとも1つのフロントエッヂ及び少なくとも1つのリアエッヂとの係合を保障するための手段を有し、該ロック孔には上記ラッチング位置のとき上記ラッチ手段におけるバックラッシュをなくすべく上記歯が挿入され、上記歯が上記シートアッセンブリの前後方向に荷重が作用しても上記ラッチプレートと上記歯との係合が解除されないようにするための手段を有することを特徴とするシートアッセンブリ。

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