特許
J-GLOBAL ID:200903016083966008

靭性に優れた高強度オーステナイト系ステンレス鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和田 憲治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-029650
公開番号(公開出願番号):特開平7-090372
出願日: 1993年01月27日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 高い強度に加えてさらに靭性が要求されるばね系部材に好適なステンレス鋼を得る。【構成】 質量%において,C:0.10%以下,Si:1.0%越え〜4.0%,Mn:2.0%以下,Ni:4.0%〜10.0%,Cr:12.0%〜18.0%,N:0.15%以下を含み,場合によってはさらに,Cu:3.5%以下,Mo:1.0%〜5.0%のうち1種または2種以上を含有し,C+N≧0.10%で且つ本文記載の式に従うMd(N)の値が20〜70の範囲となるようにこれらの元素を含有し,残部がFeおよび製造上不可避的に混入してくる不純物からなり,そして溶体化処理状態で準安定なオーステナイト相を呈しているステンレス鋼を,マイナス20°C以上70°Cまでの低温で且つ圧下率30〜70%で冷間加工することにより該オーステナイト相の一部を加工誘起マルテンサイトに変態させ,次いで300〜650°Cで0.1〜90分の時効処理を施す。
請求項(抜粋):
質量%において,C:0.10%以下,Si:1.0%越え〜4.0%,Mn:2.0%以下,Ni:4.0%〜10.0%,Cr:12.0%〜18.0%,N:0.15%以下,を含有し,さらに,C+N≧0.10%で,且つMd(N)=580-520C-2Si-16Mn-16Cr-23Ni-300N-26Cu-10Moの式に従うMd(N)の値が20〜70の範囲となるようにこれらの元素を含有し,残部がFeおよび製造上不可避的に混入してくる不純物からなり,そして溶体化処理状態で準安定なオーステナイト相を呈しているステンレス鋼を,マイナス20°C以上70°Cまでの低温で且つ圧下率30〜70%で冷間加工することにより該オーステナイト相の一部を加工誘起マルテンサイトに変態させ,次いで300〜650°Cで0.1〜90分の時効処理を施すことからなる靭性に優れた高強度オーステナイト系ステンレス鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/40
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭63-317628
  • 特開平2-225647
  • 特開平2-156046
全件表示

前のページに戻る