特許
J-GLOBAL ID:200903016138161993

表面張力による実空間座標値圧力評価関数からの液体の形状予測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-059722
公開番号(公開出願番号):特開2000-258328
出願日: 1999年03月08日
公開日(公表日): 2000年09月22日
要約:
【要約】【課題】新規な表面張力支配液体の安定形状の解析,評価方法の提供。【解決手段】表面張力を持つ流体において、その流体の表面形状を代表するN個の点で表し、圧力を求める点({x,y}または{x,z})において、隣接する2点と間の距離AB間とAC間の距離の和を表す関数S(x,y)とし、点A近傍の表面張力のエネルギー関数Eを面積関数と表面張力νを用いてE(x,y,z)=νS(x,y,z)と与え、点Aに働く圧力Pから下式により流体の動的挙動と静的安定形状を計算する表面張力による実空間座標値圧力評価関数からの液体の形状予測方法。【数35】
請求項(抜粋):
表面張力を持つ流体において、その流体すなわち液体の表面形状を代表するN個の点で表した場合、圧力を求める点(点Aとしその座標を{x,y}または{x,z}とする)において、2次元の場合には隣接する2点(C,B点とする)と間の距離すなわち点AB間と点AC間の距離の和を表現する関数S(x,y)、3次元においては点Aを一周する点の集合を用いて点Aを中心とする面積を表現する関数を同じくS(x,y,z)とし、点A近傍の表面張力によるエネルギー関数Eをこの面積関数と表面張力νを用いてE(x,y,z)=νS(x,y,z)と与え、点Aに働く圧力Pを次の関数で与え、【数1】ここで、∇はグラディアントで2次元空間座標系、即ち、座標が{x,y}においては、【数2】3次元即ち、座標が{x,y,z}においては【数3】で、各座標系において異なる。||はベクトルのノルムの関数で、2次元では、【数4】3次元において|∇E(x,y,z)|は、【数5】rt(n)は点Aからの最隣点の数による位数関数で、2次元において隣接する点の数は2点だけでrt(2)は2,3次元においては点Aを囲み一周する隣接する点の数は任意にあるため、rt〔3〕=1.000,rt〔4〕=2.000,rt〔5〕=2.6180,rt〔6〕=3.0000,rt〔7〕=3.2470,rt〔8〕=3.4142等と与えられ、この圧力関数Pを用いて、表面張力を持ち流体および液体の動的挙動および静的安定形状を計算またはシミュレーションすることを特徴とする表面張力による実空間座標値圧力評価関数からの液体の形状予測方法。

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