特許
J-GLOBAL ID:200903016141896368

速度測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 黒田 壽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-098411
公開番号(公開出願番号):特開平11-281742
出願日: 1998年03月26日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】【課題】 高速域での測定精度を確保するとともに、より低速域からの速度測定が可能となる速度測定装置を提供する。【解決手段】 前置増幅器22が、ノッチフィルタを1段以上有する信号処理部と、該ノッチフィルタを有さない信号処理部とを有する。そして、該信号処理部それぞれからの複数の出力信号が互いに異なる複数のバンドパスフィルタBPFのいずれかに入力され、かつ、上記ノッチフィルタの段数が多い信号処理部からの出力信号ほど通過帯域の中心周波数と上記基準信号の周波数Foとの差が大きいバンドパスフィルタBPFに入力される。
請求項(抜粋):
所定周波数の基準信号に基づいて生成した音波を対象物に向けて送波する送波手段と、該対象物から反射してきた反射波を含む音波を受波して受信信号とし、該受信信号から特定の信号成分を出力する受波手段と、該受波手段からの出力信号に基づいて本装置に対する該対象物の相対移動速度を演算する速度演算手段とを備えた速度測定装置において、上記受波手段が、一定の信号処理を行う複数の信号処理部を有しかつ該複数の信号処理部それぞれからの複数の出力信号を出力し得る信号処理手段と、上記反射波の信号成分がとり得る周波数帯域を複数に分割した部分帯域のそれぞれに通過帯域が設定された複数の部分帯域通過部を有しかつ該複数の部分帯域通過部を通過する複数の受信信号の中から選択して出力するように構成した分割帯域通過手段とを有し、上記複数の信号処理部の少なくとも一つが、少なくとも上記基準信号と同じ周波数を含みかつ上記反射波の信号成分がとり得る周波数帯域を含まない所定の周波数範囲の信号成分を主に選択的に減衰させる濾波器を1段以上有するとともに、該複数の信号処理部の濾波器の段数(上記濾波器を有さない信号処理部については0段とみる)が、互いに異なり、かつ、上記受波手段を、上記信号処理手段からの複数の出力信号がそれぞれ、互いに異なる上記複数の部分帯域通過部のいずれかに入力されるとともに、上記濾波器の段数が多い信号処理部からの出力信号ほど上記通過帯域の中心周波数と上記基準信号の周波数との差が大きい部分帯域通過部に入力されるように構成したことを特徴とする速度測定装置。

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