特許

J-GLOBAL ID：200903016195494630

繊維強化熱可塑性樹脂シート及びその製造方法

発明者： 松田 勉 ,  後藤 陽 ,  柴田 達也
出願人/特許権者： 帝人株式会社
代理人 (1件)： 前田 純博
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-104658
公開番号（公開出願番号）：特開平5-117411
出願日： 1992年04月23日
公開日（公表日）： 1993年05月14日
要約：

【要約】【目的】 軽量、薄肉でかつ優れた機械的性質を備え、熱成形性(賦形性)の良好な繊維強化熱可塑性樹脂シートを提供する。【構成】 炭素繊維の連続繊維編織物の層と耐熱性有機繊維からなる特定の交絡強度を有する繊維構造物の層とが不離一体に積層されており、かつ各層に熱可塑性樹脂(マトリックス樹脂)が含浸されて一体のシートを構成したもの。実質的にボイドを含まず、炭素繊維編織物による補強効果が十分に発揮され機械的性質の卓越した熱可塑性樹脂シートとなる。この際、耐熱性有機繊維とマトリックス樹脂の組合せを選べば難燃性の優れたシートが得られる。

請求項（抜粋）：

炭素繊維の連続繊維織編物に熱可塑性樹脂からなるマトリックス樹脂が含浸されてなる第1の層の少くとも1層および耐熱性繊維からなる繊維構造物に熱可塑性樹脂からなるマトリックス樹脂が含浸されてなる第2の層の少くとも1層からなり、そして上記第1の層と第2の層とが不離一体に積層されてなる繊維強化熱可塑性樹脂シートであって、上記第2の層は、該シートの断面において、マトリックス樹脂中に実質的に均一に分布した耐熱性繊維が内在し、かつ該耐熱性繊維の繊維径を超えるボイドを実質的に含まず、かつ第2の層において用いられた上記繊維構造物は任意の直交する2方向において少くとも1.0kg/mm2 の交絡強度を示す、ことを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂シート。

IPC (7件)：

C08J 5/04 ,  B29B 11/16 ,  B29C 67/14 ,  B32B 5/02 ,  B32B 5/28 ,  B29K105:08 ,  B29L 7:00