特許
J-GLOBAL ID:200903016260688650

アルミニウムの精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-288265
公開番号(公開出願番号):特開2002-097528
出願日: 2000年09月22日
公開日(公表日): 2002年04月02日
要約:
【要約】【課題】アルミニウム溶湯中において、MをAlFより生成ギブズ自由エネルギーが小さい固体の硼化物を生成する元素からなる群としたとき、粗アルミニウム中のMを効率良く低減させることができるアルミニウムの精製方法および得られた電解コンデンサー用アルミニウムを提供する。【解決手段】αをTiとHfからなる群、βをα以外のMからなる群としたとき、βの中の一種以上を含む粗アルミニウムの溶湯に、αの一種以上とB(硼素)を以下の(1)〜(4)に従って添加し、生成させた固体の硼化物を分離除去するアルミニウムの精製方法および上記精製方法により得られるMの濃度がそれぞれ2質量ppm以下である電解コンデンサー用アルミニウム。(1)特定量以上の量のBと一定範囲の量のαとを添加。(2)850°C以下に保持。(3)温度を800°C以下とし一定の範囲の量のαを添加。(4)800°C以下に保持。
請求項(抜粋):
アルミニウム溶湯中において、硼化アルミニウムより生成ギブズ自由エネルギーが小さい固体の硼化物を生成する元素からなる群をMとし、TiとHfからなる群をαとし、Mの中でα以外の元素からなる群をβとしたとき、βの一種以上を含む粗アルミニウムの溶湯に、αの一種以上とB(硼素)を以下の工程(1)〜(4)に従って添加し、生成させた固体の硼化物をアルミニウム溶湯から分離除去することを特徴とするアルミニウムの精製方法。工程(1)添加量から計算されるαの各元素の粗アルミニウム中の濃度(質量ppm)を原子ppmに換算しその合計をX(原子ppm)とし、βの各元素の粗アルミニウム溶湯中の濃度(質量ppm)を原子ppmに換算しその合計をY(原子ppm)としたとき、XをX/Yが0.2〜100となるような値とし、Xから計算される量のαのすべてと粗アルミニウム溶湯中のMのすべてが硼化物を生成するのに必要な量以上の量のBと、Z(Z=0.1X〜0.9X)から計算される量のαとを粗アルミニウム溶湯に添加する。工程(2)アルミニウム溶湯の温度を該アルミニウム溶湯の液相線の温度以上850°C以下の範囲とし、0.5〜20時間保持する。工程(3)アルミニウム溶湯の温度を該アルミニウム溶湯の液相線の温度以上800°C以下の範囲とし、X-Zから計算される量のαをアルミニウム溶湯に添加する。工程(4)アルミニウム溶湯の温度を該アルミニウム溶湯の液相線の温度以上800°C以下の範囲とし0.5〜50時間保持する。
IPC (2件):
C22B 21/06 ,  C22B 9/10 101
FI (2件):
C22B 21/06 ,  C22B 9/10 101
Fターム (10件):
4K001AA02 ,  4K001BA23 ,  4K001EA03 ,  4K001EA04 ,  4K001EA07 ,  4K001EA13 ,  4K001GB05 ,  4K001HA03 ,  4K001HA12 ,  4K001KA13
引用特許:
審査官引用 (11件)
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