特許
J-GLOBAL ID:200903016326388903
スラストころ軸受
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
小山 武男
, 中井 俊
, 小山 欽造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-305532
公開番号(公開出願番号):特開2006-118562
出願日: 2004年10月20日
公開日(公表日): 2006年05月11日
要約:
【課題】 外輪4と内輪5と保持器3aとが偏心した状態で運転が行なわれた場合でも、この保持器3aを構成する一方の素子12cの外側鍔部15cの基端部に過大な応力が加わる事を防止できる様にする。【解決手段】 上記外側鍔部15cの断面形状を円弧形状として、この外側鍔部15cの内周面の基端部(P点)と先端部(Q点)との2個所を、それぞれ全周に亙り、他方の素子12bを構成する外側鍔部15bの外周面に接触させる。これにより、上記外輪4を構成する外側フランジ8の内周面から上記外側鍔部15cの外周面にラジアル荷重等が加わった場合に、この荷重を上記2個所の接触部に分散させて支承できる様にする。この様な構成を採用する事により、上記課題を解決する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
片側面を軌道とした円輪状のレース部及びこのレース部の外周縁又は内周縁から軸方向に関して上記軌道側に突出する状態で設けられた円筒状のフランジを備えた軌道輪と、放射方向に配列された状態でそれぞれの転動面を上記軌道に転がり接触させた複数のころと、これら各ころを転動自在に保持する円輪状の保持器とを備え、この保持器は、それぞれが、円周方向複数個所に上記各ころを保持する為のポケットを構成する窓孔を形成した円輪部と、この円輪部の外周縁から軸方向片側に突出する状態で全周に亙り設けられた外側鍔部と、上記円輪部の内周縁から軸方向片側に突出する状態で全周に亙り設けられた内側鍔部とから成る1対の素子同士を、これら両素子の軸方向片側面同士を互いに対向させた状態で一方の素子を構成する外側鍔部と内側鍔部との間に、他方の素子を構成する外側鍔部と内側鍔部とを、径方向のがたつきなく進入させて組み合わせる事により構成したものであるスラストころ軸受に於いて、上記一方の素子を構成する外側鍔部と内側鍔部とのうちの少なくとも一方で、径方向に関して上記フランジと対向する鍔部の、当該鍔部の中心軸を含む仮想平面に関する断面形状を、径方向に関して上記各ころと反対側が凸となるアーチ形状とする事により、当該鍔部の基端部と先端部との2個所を、それぞれ全周に亙り上記他方の素子の外周縁又は内周縁に接触させた事を特徴とするスラストころ軸受。
IPC (3件):
F16C 33/54
, F16C 19/30
, F16C 33/58
FI (3件):
F16C33/54 A
, F16C19/30
, F16C33/58
Fターム (13件):
3J101AA14
, 3J101AA24
, 3J101AA32
, 3J101AA42
, 3J101AA53
, 3J101AA62
, 3J101BA35
, 3J101BA45
, 3J101BA53
, 3J101BA54
, 3J101FA15
, 3J101FA31
, 3J101GA11
引用特許:
出願人引用 (1件)
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スラストころ軸受
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-075236
出願人:日本精工株式会社
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