特許
J-GLOBAL ID:200903016350042724

熱可塑性ポリカーボネートの2段階製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-084704
公開番号(公開出願番号):特開平9-278877
出願日: 1997年03月19日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 熱可塑性ポリカーボネートの2段階製造法。【解決手段】 自己清浄化高粘度反応器を用いることにより、低-OH末端基含量の、熱可塑性、無溶媒、低分岐ポリカーボネートを2段階溶融法で製造する。
請求項(抜粋):
低分岐鎖のポリカーボネートを、ジフェノール及びカルボン酸ジアリールエステルの、触媒及び随時分岐鎖剤の存在下におけるエステル交換により製造する際に、第1段階においてオリゴカーボネートを製造するためにジフェノール及びカルボン酸ジアリールエステルの混合物に、窒素又は燐塩基を、ジフェノール1モルに基づき10-2〜10-8モルの量で添加し、触媒の添加後に混合物の温度を100Pa〜常圧下に290°Cに持っていき、そして反応中に生成するモノフェノールを留去して、この第一段階において10〜35モル%の-OH末端基含量を有するオリゴカーボネートを生成せしめ、このオリゴカーボネートを第二段階において、温度240〜340°C、好ましくは275〜330°C、特に280〜310°C及び圧力1〜50000Pa下に10-60分間、面積基準の自己清浄化度>95%及び開放有効容量少なくとも50%を有する自己清浄化高粘度反応器中で、ポリカーボネートに重縮合させる、ジフェノール及びカルボン酸ジアリールエステルを触媒及び随時分岐鎖剤の存在下に溶融エステル化することによる低分岐ポリカーボネートの2段階製造法。

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